メモ

イギリスが「16歳未満SNS禁止法」を真剣に検討中、全校で携帯電話使用禁止へ


2025年12月に「16歳未満SNS禁止法」がオーストラリアで成立しましたが、イギリスでも同様の規制が検討されています。

Government to drive action to improve children’s relationship with mobile phones and social media - GOV.UK
https://www.gov.uk/government/news/government-to-drive-action-to-improve-childrens-relationship-with-mobile-phones-and-social-media


オーストラリアで2024年に成立し、2025年12月から施行されている「オンライン安全性改正法案」は「SNS最低年齢法案」や「16歳未満SNS禁止法」などと呼ばれる通り、16歳未満の未成年がSNSを利用できないようプラットフォームに義務付けた法律です。

世界初の「16歳未満のSNS禁止法」がオーストラリアでスタート、TikTok・X・Instagram・YouTubeなどが対象 - GIGAZINE


こうした法律が作られた原因は、SNSが若者に与える悪影響にあります。スマートフォンやSNSは高い依存性があり、メンタルヘルスへの悪影響も報告されています。

ソーシャルメディアやスマートフォンに依存している青少年は自殺行動のリスクが高い - GIGAZINE


EUでもこの問題は懸念されており、2025年11月に欧州議会はSNS利用を一律で16歳とする提案を採択しています。また、「EU年齢確認アプリ」の開発も進められています。

SNS利用の最低年齢を一律16歳とする提案を欧州議会が採択 - GIGAZINE


すでに、イギリスの上院にあたる貴族院では保守党のジョン・ナッシュ議員が「SNSの使用を16歳以上に制限する法案」を提出し、与党・労働党から61人の議員がスターマー首相に対して法案を支持する意向を表明しています。

ナッシュ議員は「(法律の制定を)遅らせれば遅らせるほど、より多くの子どもたちが犠牲になってしまいます。私は、同じ時代の人々が受けている壊滅的な被害を終わらせるために、提出した法案の修正案を指示するよう、すべての仲間に引き続き促していきます」と語りました。


こうした動きを受けて、政府は16歳未満のSNS利用禁止を含めた対策の協議を行っています。協議では、以下の措置についての意見交換が行われる予定です。

・子どもがSNSにアクセスするにあたって適切な最低年齢を設定すること。特定の年齢未満の子どもに対する利用禁止の検討を含む。
・子どもたちが年齢に応じた経験をし、年齢に応じたコンテンツを見られるように、最低年齢制限の実施を助けるための「年齢保証」の精度向上を探求する。
・SNSの中毒的・強迫的使用を促進する「無限スクロール」のような機能の削除や制限。
・保護者が子どもたちのデジタル環境への対応を支援するためのさらなる施策の検討。例えば、より詳しいガイダンスの提供や、よりシンプルなペアレンタルコントロールの導入など。

この件について、科学・イノベーション・技術大臣のリズ・ケンドール氏は「オンライン安全法を通じて、政府はすでに子どもや若者に安全なオンライン世界を提供するための具体的措置を講じています。これらの法律は、決してゴールとなることを意図したものではなく、保護者が今でも深刻な懸念を抱いていることは理解しており、私もさらなる行動を取る準備はしています。テクノロジーには雇用を生み出し、公共サービスを変革し、生活を向上させる大きな可能性があります。しかし、その可能性は人々が自分たちと子どもたちがオンライン世界で安全に過ごせると知っている場合にのみつかみ取れるものです。我々は、テクノロジーが子どもたちの生活を傷つけるのではなく豊かにし、すべての子どもたちにふさわしい子ども時代を提供することを誓います」と述べました。

ケンドール大臣の発言にある「オンライン安全法」は、未成年を守ることを目的として2023年から段階的に施行されている法律で、未成年がインターネットを使用している際に不適切コンテンツと遭遇しないようにするための年齢確認が義務化されています。

政府によると、年齢チェックのあるポルノサイトを訪れるユーザー数は毎日800万人。サイトの訪問者数は2025年7月以降で3分の1に減少したことから、「子どもたちが見るべきではないコンテンツに遭遇する可能性が低くなった」と主張しています。

大手ポルノサイト・Pornhubがイギリスで年齢確認の義務化によりトラフィックを47%失う、XVideosやxHamsterでも激減 - GIGAZINE


ただし、「年齢確認を行うこと」という義務を無視したサイトではトラフィックが倍以上に増加していることも報告されていて、政府の言い分がどこまで正しいのかは疑問符がつきます。

年齢確認導入を順守したポルノサイトでイギリスからのトラフィックが減少する一方で無視したサイトは倍以上に増加している - GIGAZINE

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
無限スクロール・自動再生などSNSの中毒性のある機能について警告表示を義務化する法案にニューヨーク州知事が署名 - GIGAZINE

イギリスの規制当局がGrokによる性的画像生成についてXを調査 - GIGAZINE

イギリス政府がAppleやGoogleに「性的画像をOSレベルで検知する」機能をスマートフォンに実装するよう求める方針 - GIGAZINE

in メモ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article Britain seriously considering banning so….