レビュー

誰が誰に資金提供しているのかを可視化するブラウザ拡張機能「WhoFundsWho」


ニュースを読んでいると、なんとか財団がなんとかいう研究団体に資金提供をしたとか、スタートアップがテクノロジー企業からの資金調達に成功したなどの情報を目にすることがあります。こうした資金援助のつながりをクリックやマウスオーバーで可視化するブラウザ拡張機能「WhoFundsWho」を使ってみました。

WhoFundsWho – WhoFundsWho instantly shows you who funds the experts, politicians, think tanks and other institutions you are reading about
https://whofundswho.com/

WhoFundsWhoは開発中のソフトウェアで、ウェブストアではなく公式ホームページからダウンロードして導入する必要があります。対応ブラウザはChrome、Brave、OperaなどChromiumをベースとするもののみ。導入のためまずはページ中の「download」をクリックします。


Dropboxの共有フォルダが開くので「ダウンロード」をクリック。


ブラウザ(今回はChrome)を立ち上げ、アドレスバーに「chrome://extensions/」を入力して拡張機能管理ページを開きます。デベロッパーモードがオンになっていない場合はチェックを入れます。


先ほどダウンロードしたフォルダを解凍し、Chromeにドラッグ&ドロップ。


これで導入は完了ですが、今回試した時は拡張機能のポップアップが細長に表示される不具合が発生しました。


これをいったん改善するため、解凍したフォルダ内のpopup.cssを開きます。


「flex-direction: column;」と書かれている場所を「flex-direction: row;」に書き変えて保存します。


これで正常に表示されるようになりました。


導入した状態でどこでもいいのでウェブページを開くと、バックグラウンドでデータベース内の名前がウェブページ上にあるかどうかがチェックされ、ヒットした場合は名前が強調表示されます。なお、この拡張機能は英語表記にのみ対応しています。


この名前にカーソルを合わせると、財務情報に加え、組織なら他の組織とどのように関係しているのか、子会社はどこなのか、人名ならその人は他にどのような組織で働いたことがあるのかが表示されます。今回取り上げたMagic LeapはThe World Economic Forum(世界経済フォーラム)との資金上のつながりがあると表示されているほか、関係のある人物としてアリ・アミルホシュマンドという名前も記載されています。


アミルホシュマンド氏の名前をクリックすると、どんな経歴をたどってきたのかが一発で分かるようになっています。


その他有名人ではビル・ゲイツ氏


イーロン・マスク氏など。


Amazonのジェフ・ベゾス氏や、Amazonそのものも企業名でヒット。Amazonがどんな企業に出資しているのかが分かります。

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in レビュー,   ウェブアプリ, Posted by log1p_kr

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