メモ

登山にはハイカットのゴツい靴とローカットのシューズどちらが適しているのか?


長期間歩くハイキングなどでは、くるぶしまでカバーするハイカットの靴が広く使われています。しかし、近年はローカットでスニーカーに近い形状のトレイルランニングシューズやアプローチシューズなども人気を集めるようになりました。ウォール・ストレート・ジャーナルは登山やハイキングにおけるトレイルランニングシューズのメリットとデメリットをまとめています

Why the Best Hiking Boot Is Actually a Sneaker - WSJ
https://www.wsj.com/articles/why-the-best-hiking-boot-is-actually-a-sneaker-3c49803d


6箇所の頂上を結ぶロングトレイル企画「Six-Pack of Peaks Challenge」の創始者であるジェフ・ヘスター氏は、195マイル(約314km)に及ぶロングトレイルにALTRAのトレイルランニングランニングシューズ「LONE PEAK 7(ローンピーク7)」で挑み、完走を果たしました。ヘスター氏は「足元の1ポンド(約454グラム)は背中の3ポンド(1361グラム)に相当する価値があります」と述べ、トレイルランニングシューズは軽量さが魅力であるとアピールしています。


また、大手アウトドア専門店のREI Co-opによるとトレイルランニングシューズの売上が過去5年間で11%増加しているとのこと。トレイルランニングシューズは走ることを念頭に設計されているためハイカットシューズと比べて軽く、柔軟性に富んでいます。また、山の中で使うことを想定して作られているため、靴底に滑りにくい素材が採用されているのもポイントです。

一方で整形外科医のウィリアム・スピルフォーゲル氏は、ローカットのシューズを着用していたことが原因で捻挫や骨折といったケガを負った患者を診てきたとのこと。また、ハイカットのハイキングシューズからローカットのトレイルランニングシューズまで多様な靴を販売している大手靴メーカーSalomonのロードランニング商品政策マネージャーを務めるトラビス・ヒルデブランド氏も「草木が生い茂る場所や鋭い岩が続く場所では、ハイカットのハイキングシューズがより良く足を保護してくれます」と述べ、歩く場所の環境によってトレイルランニングシューズとハイカットのハイキングシューズを使い分けることを推奨しています。

なお、言うまでもないことですが、トレイルランニングシューズには分厚いクッションや滑り止めなどが備わっているため登山にも向いているのであって、ローカットのシューズなら何でもいいというわけではありません。登山向けの機能が備わっていないローカットのスニーカーなどで登山に挑むと思わぬ危険につながることもあるため、避けるべきです。

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in メモ, Posted by log1o_hf

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