2023年08月01日 08時00分レビュー

コンパクトで寝転んだままでも快適に装着し続けられる「ながら聴き」に最適なイヤホン「GLIDiC TW-4000P」レビュー

ソフトバンク傘下のオーディオブランド・GLIDiCから、スティックレスで超コンパクトサイズのイヤホン「GLIDiC TW-4000P」が登場しました。耳を完全にはふさがないオープン型で耳への負担を軽減し、周りの音が聞こえるので「ながら聴き」にも最適なイヤホンになっているとのことで、実際に使って聴き心地をチェックしてみました。

GLIDiC TW-4000P｜mameBuds
https://glidic.jp/tw-4000p/

◆外観
「GLIDiC TW-4000P」の箱はこんな感じ。

開けてみると、充電用イヤホンケース、イヤホンの色を替えられるカラージャケット、充電用のUSB Type-C・Type-Aケーブル、取扱説明書が入っていました。ケーブルの長さは端子部分を除いて20cmほど。

ケースのフタを開けてみると、中に「GLIDiC TW-4000P」本体が入っていました。

ケースの全長は約5cm。

イヤホン本体を手のひらにのせてみるとこんな感じ。でっぱりがほとんどない形状で非常にコンパクトです。

本体のサイズは2cmほどです。

本体をケースに入れた状態の重量は23g。

1個あたりの重量は約3gです。

ケースの充電は付属のUSB Type-C・Type-Aケーブルで行い、バッテリー残量が空っぽの状態から約1時間30分ほどで満充電になります。ケース本体の充電が残っていれば、イヤホンをケースに収めた時にも充電されます。

◆スマートフォンとペアリングしてみた
本体の充電が完了したので、早速スマートフォンをペアリングしてみます。「GLIDiC TW-4000P」はAndroidスマートフォンで使用可能なペアリング技術である「Fast Pair」に対応しているとのことで、まずはGoogle Pixel 7とペアリングしてみます。

Bluetoothを音にしたスマートフォンとイヤホンケースを近づけ、ケースから左右のイヤホンを取り出します。イヤホンを取り出すと自動でペアリングモードに入り、イヤホンのLEDライトが赤と白の点滅を始めます。

「Fast Pair」が使用できるスマートフォンであれば、数秒後に「GLIDiC mameBuds」とのペアリング設定画面が表示されます。「接続する」をタップすればペアリングは完了です。

続いてiOS搭載のiPhone 13 Proともペアリングをしてみます。

Androidスマートフォンとペアリングした時と同様に、BluetoothをオンにしたiPhoneとケースを近づけ、左右のイヤホンを取り出します。これで本体が自動でペアリングモードに入ります。

iPhoneのBluetooth接続設定を開き、「その他のデバイス」に表示されている「GLIDiC mameBuds」を選択。

これでペアリングは完了です。

◆実際に使ってみた
「GLIDiC TW-4000P」は充電用の端子がある部分が上、スピーカーがある部分を下にして装着します。

耳にはめてみるとこんな感じ。スポット耳のくぼみにフィットして安定感があり、外側への出っ張りもかなり控えめです。非常に軽い装着感で、耳の違和感はほとんどありません。

正面から見てみると、でっぱりはほとんど目立ちませんでした。

試しに、柔らかいクッションに耳を下にして突っ伏してみると、普通のイヤホンだったら耳が痛くなりそうな角度でもあまり気になりませんでした。さすがに硬い机などに耳をぴったり付けると痛みを感じますが、ベッドなどで寝転びながら音楽や動画を楽しむのにぴったりです。

「GLIDiC TW-4000P」を覆っているカラージャケットは取り外し可能で、あらかじめ装着されている黒色の他に、付属している黄色または薄茶色に付け替えることができます。

雨や水しぶきに耐えられるIPX4の防水性能があるため、本体をまるごと除菌シートで拭くことも可能です。

「GLIDiC TW-4000P」で音楽を聴いてみると、低音がそれほど目立たないため好きな人には物足りない可能性がありますが、その分だけ中～高音の粒がそろっていて聞きやすい印象を受けます。個人の好みに左右されるところですが、普通のイヤホンよりもこちらの方が好きという人もいるはず。また、耳を完全にはふさがないオープン型ということで、通常のイヤホンより音漏れしやすいのではないかと思っていたのですが、意外にも大きめの音量でも周囲への音漏れはほとんどありませんでした。適度に外音が聞こえるため耳元で音楽を流しつつも周囲の状況が把握しやすく、音楽に没頭するというよりは移動中や他の人と一緒にいる時の「ながら聴き」にオススメなイヤホンとなっていました。