レビュー

耳をふさがず外の音が聞こえマイクも内蔵のソニー製ワイヤレスヘッドセット「LinkBuds」を使ってみたよレビュー


完全ワイヤレスのBluetoothイヤホンで、ドライバーユニット部分がリング状になったことで装着していても外部の音をしっかりと聞き取ることが可能なワイヤレスステレオヘッドセット「LinkBuds」がソニーから登場したということなので、実際に音楽鑑賞やオンライン会議で使ってみました。

LinkBuds | ヘッドホン | ソニー
https://www.sony.jp/headphone/products/LinkBuds/


外箱はこんな感じ。


外装をとると灰色の箱が出てきます。正面には「LinkBuds」の文字がデボス加工されています。


箱を開けると利用までのステップが簡単に描かれたシートが姿を見せ、その下に充電ケースが収まっています。


内容物一式はこんな感じ。充電ケース+本体のほかにフィッティングサポーター、保証書、リファレンスガイド、USBケーブルが入っています。


リファレンスガイドはあくまで安全面の注意点などが記載されているだけで、操作説明などはヘルプガイド(Web取扱説明書)を見る必要があります。

LinkBuds | ヘルプガイド | トップページ
https://helpguide.sony.net/mdr/linkbuds/v1/ja/index.html


充電ケースの大きさはおよそ50mm×42mm×32mmです。


ケース手前のふた開けボタンを押すとふたが開きます。ヒンジにはバネが入っていますが、ボタンを押して勢いよく開くほどの強さではありません。緑色に光っているランプは電池残量を示すもので、ヘッドセットをケースにセットしている場合はヘッドセット、ヘッドセットがケースから取り出された状態の時は充電ケースの残量表示が行われます。


ヘッドセット込みの総重量は実測で41g。


ヘッドセット本体のみなら実測8g。


大きさはリング状になったドライバーユニットとこんもりと丸いハウジング部を結んだ長辺で30mmないぐらい。ドライバーユニットとハウジング部の直径はそれぞれ約15mm。


裏側はこんな感じ。ドライバーユニットは耳の奥に入れて音を聞く形になるので、裏側に穴が並んでいます。


フィッティングサポーターはデフォルトでMサイズが装着されており、交換用としてXS・S・L・XLの4サイズが同梱されています。


初期状態のLinkBudsは充電ケースから取り出すとペアリング待機状態となり、周辺のBluetooth接続可能な端末とペアリングできるようになります。Windows 10の場合こんな感じのダイアログが表示されるので「接続」をクリックすればOK。


スマートフォンとのペアリングも同様。Xperiaの場合、画面下部に以下のようなダイアログが表示されるので「接続」をタップ。


アプリのインストールを求められますが、なくても使えるので今は「完了」をタップ。


なお、LinkBudsと2つ目以降のペアリングを行うときは、ヘッドセットを充電ケースに入れた状態で、充電ケース背面にあるペアリングボタンを約5秒押しっぱなしにします。


ケースのランプが2回青く点滅すればペアリングモードになったということなので、既定のペアリング操作を行えばOKです。


実際に装着していろいろなシーンで使ってみたところ、音楽やラジオを聞いているときでも、誰かから声をかけられれば十分に気がつくので、ながら作業には抜群の相性だと感じました。移動中も同様で、車両内や駅構内などのアナウンスを聞きつつ、音楽を聞き続けることができます。ただし、外の音が聞こえるようになっている仕様上、聞いている音も外へ漏れやすいため、あまり大音量にするのには向いていません。また、低音の響きもかなり抑えられているので、周りの人に「ズンッズンッ」と威圧感を与えてしまうことがない一方で、迫力あるタイプの音には向かないかもしれません。

オンライン会議での使用では、話を聞く分には相手の声が非常にクリアに届きました。あと、これは個人差があるのですが、オンラインミーティング用のアプリでノイズ低減機能を完全にオフにした状態であっても、LinkBuds自体の「AIによる機械学習アルゴリズムで実現」しているというノイズリダクションシステムによって自分の声が環境ノイズ扱いされてしまう場合があり、通話中にブチブチと声自体が消されてしまうことがあったため、単なるイヤホンではなくヘッドセットとしての利用も考えている場合、事前にソニーショールーム/ソニーストアの実店舗などで試しておくべきです。それだけ強力なノイズリダクションシステムだということなので、エアコンや加湿器、キーボードのカタカタ音などの環境ノイズ音はほぼゼロという状態まで持っていくことができるため、性質さえ合っていればかなり使えるはず。なお、公式ではヘッドセットでの連続通話利用時のバッテリー持ち時間は2時間半しかないとなっているので、「朝から晩まで延々とオンラインで通話し続けるのに使う」というのは非現実的。しかし、2時間半以内のミーティングなどで使うのであれば圧迫感もなく、付けていることがまったく気にならないのに加えて、話しかけられても、荷物のお届けのインターホンが鳴っても即座に反応できるなど、リモートワークで使うにはめちゃくちゃ快適、という位置付けになります。

このあとはアプリもインストールして、もうちょっと使い込んだ記事を予定しています。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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