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考古学者が1000年以上ジャングルに隠されていた古代マヤ文明の都市を発見し「オコムトゥン(石柱)」と命名


マヤ文明のものと思われるジャングルに埋もれた古代都市が、ユカタン半島のバラムク生態系保護区で発見されました。研究チームは遺跡に点在する多数の円筒形の石柱にちなみ、この都市をマヤ語・ユカテコ語で石柱を意味する「Ocomtún(オコムトゥン)」と名付けました。

Descubren antigua ciudad maya en Campeche; la nombran Ocomtún, “columna de piedra”
https://www.inah.gob.mx/boletines/descubren-antigua-ciudad-maya-campeche-la-nombran-ocomtun-columna-de-piedra


This Ancient Maya City Was Hidden in the Jungle for More Than 1,000 Years | Smart News| Smithsonian Magazine
https://www.smithsonianmag.com/smart-news/this-ancient-maya-city-was-hidden-in-the-jungle-for-over-1000-years-180982427/


Ancient Mayan city, Ocomtun, found hidden in Calakmul jungle
https://yucatanmagazine.com/ancient-mayan-city-ocomtun-found-hidden-in-calakmul-jungle/

2023年5月から6月中旬にかけて、メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)の研究チームはアメリカ・ヒューストン大学の航空レーザーマッピング国立センターと協力してユカタン半島の調査を実施。航空レーザースキャンで得られた画像を元に、「考古学的な痕跡が存在する可能性が高い」と目星を付けたバラムク生態系保護区に赴いて周辺を探索しました。


その結果、広大な湿地帯に囲まれた高台にいくつもの建造物を有する未知の遺跡を発見し、オコムトゥンと名付けて6月20日に成果を発表しました。


探索チームを率いた考古学者のイヴァン・プラジ氏によると、オコムトゥンの中心部には高さ15メートルを超えるピラミッドや3つの広場、ほぼ同心円状に配置された低くて細長い構造物からなる複合施設、球技場などが点在し、周辺からは高さ10メートルの長方形の防壁や、25メートル級のピラミッドなども見つかっているとのこと。


プラジ氏らは「この都市は、おそらくマヤ文明の古典期(250~1000年)に、地域的に重要な中心地として機能していたのでしょう。地表の様子や出土した陶磁器は600年~800年のものですが、もっとサンプルを分析することで、より信頼性の高いデータが得られるでしょう」と述べました。

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in Posted by log1p_kr

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