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海面上昇の進行がどれだけ深刻なのかわかるアニメーションをNASAが公開


地球温暖化により極地の氷が溶けることで、世界の平均海面は上昇を続けています。これがどれぐらい深刻な状況にあるのか、NASAが20年間の測定値をもとに視覚化したアニメーションを公開しています。

NASA SVS | Sea Level Through a Porthole
https://svs.gsfc.nasa.gov/5114

NASAが視覚化した1993年~2022年の20年間の海面上昇アニメーション - YouTube


サイトには2つのアニメーションが掲載されていますが、見た目が異なるだけで内容は同じです。片方のアニメーションにある丸い枠は、船の舷側にある窓から海面を眺めているイメージでつけられています。

アニメーションは1993年からスタート。海面上昇の値は、同じデータの60日間の移動平均が用いられています。アニメーションの海面は波打っていて、グラフの線より高くなることも低くなることもあります。


1998年時点の上昇幅は2cm。グラフが示されているので上昇していることはわかるものの、まだ上下動の範囲内に思えます。


2003年時点の上昇幅も2cm、このあたりは数値の微妙な増減が続きます。


2013年まで来ると上昇幅は5cmほどに。


2022年の上昇幅は7cmほど。


……と思っていたら、10cm以上まで上がってきました。1993年時点では丸い枠の中央だった海面が明らかに上に寄っていて、圧迫感があります。


海面の上昇は、将来的に沿岸部が水没してしまう懸念につながりますが、2023年の研究では、水没以前に、移動が難しくなることで孤立する人が大量に出ることが指摘されています。

地球温暖化による海面上昇で100年後には1000万人を超えるアメリカ人が「孤立」してしまう可能性 - GIGAZINE

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in 動画, Posted by logc_nt

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