イーロン・マスクがTwitterのCEO職を2023年末まで続けると発言

Twitterを買収してCEOに就任したイーロン・マスク氏は、自身に向けられる批判の声に対して「TwitterのCEOを引き受ける愚かな人がいればすぐ辞任する」と語り、TwitterのCEO職に執着はないと意思表示してきました。しかし、同氏はTwitterの経営を安定させるために2023年末までCEO職を続けるつもりであると語っています。

Elon Musk Aims to Find Twitter CEO Successor Toward End of 2023 - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-02-15/musk-aims-to-replace-himself-as-twitter-ceo-toward-end-of-2023

Elon Musk says Twitter should be ready for new CEO by end of year - The Verge
https://www.theverge.com/2023/2/15/23600692/elon-musk-stepping-down-twitter-ceo-end-of-2023

Elon Musk aiming to appoint new Twitter CEO by end of 2023
https://www.cnbc.com/2023/02/15/elon-musk-aiming-to-appoint-new-twitter-ceo-by-end-of-2023.html

ドバイで開催された世界政府サミット2023にリモートで出演したイーロン・マスク氏が、2023年末までTwitterのCEO職に留まる予定であると発言しました。

世界政府サミット2023に出演したマスク氏は、Twitterの後任を探すよりも先に「組織を安定させ、財政的に健全な状態に保ち、製品のロードマップを明確にする必要があると思います」「今年の終わりごろが会社の後任を見つけるのにちょうどよいタイミングになると思います」と言及し、2023年末まではTwitterのCEO職を続けるつもりであることを明かしました。

マスク氏がTwitterのCEOを2023年末まで続けるつもりであると発言したシーンは以下の動画で視聴できます。

これに対して、Twitter上では「残念ながら組織を安定させるための最大の障害はマスク氏自身です」といった批判の声も上がっています。

なお、マスク氏が2022年12月に「TwitterのCEOを辞めるべきか否か」というアンケートを実施した際には、退任賛成派が過半数に達したもののマスク氏はアンケート結果に従わずにCEOを続けています。

イーロン・マスクのTwitterCEO退任投票は退任賛成が過半数に達したものの「投票はボットによるもの」「投票権はTwitter有料会員に限定すべき」という意見にイーロン・マスクが賛同 - GIGAZINE

なお、マスク氏は同じく2023年2月15日に、CEOと書かれたTシャツを着た柴犬がデスクに座っている写真と共に、「新しいTwitterのCEOは素晴らしい」「他のやつらよりよっぽど良い！」とツイートしています。

他にも、世界政府サミット2023に出演したマスク氏は「Twitterはまだどこか逆行するスタートアップのよう」と表現し、Twitterを安定させるにはまだまだ多くの作業が必要であると主張。

さらに、マスク氏は「人々は自分の声で話すべきだと思います。私はCEOや立法者に、誠実に話すことを勧めたいです。具体的には、自分でツイートすることでユーザーに直接メッセージを伝えるべきです」と語っています。

なお、世界政府サミット2023に出演したマスク氏の様子は以下の動画でもチェックできます。

Elon Musk at the 2023 World Government Summit in Dubai - YouTube