画像生成AI「Midjourney」をオープンソースで再現する「OpenJourney」が登場
入力した文字列(プロンプト)から画像を自動で生成するAI・Midjourneyと同等のものをオープンソースで人々に提供することを目的としたプロジェクトが「OpenJourney」です。OpenJourneyは同じ画像生成AIでオープンソースで開発されるStable Diffusion v1.5を調整し、Midjourneyに近い動作をするように開発されており、オンラインAIプラットフォームのHugging Faceにリポジトリが公開されています。
OpenJourney
https://open-journey.github.io/
prompthero/openjourney · Hugging Face
https://huggingface.co/prompthero/openjourney
OpenJourneyの開発チームは「OpenJourneyの背後にある主な考えは、ツールや生成された素材に関するすべてのコントロールが可能でなければならない、ということです。好きな場所で実行でき、好きなものを生成でき、さらに生成したアートを好きな形で販売できなければなりません」と述べています。
OpenJourneyはNVIDIA CUDAを使用するため、ローカル環境にインストールして使うにはNVIDIA製GPUが必要。ただし、Hugging Face上でデモを触ることが可能です。
prompthero/openjourney – Run with an API on Replicate
https://replicate.com/prompthero/openjourney
上記ページのInputで「promput(プロンプト)」「width(出力画像の幅)」「height(出力画像の高さ)」「num_outputs(出力画像枚数)」「num_inderence_steps(生成ステップ数)」「guidance_scale(CFGスケール)」「seed(シード値)」を設定し、「Submit」をクリック。
生成中、画面右側にログが表示されます。
生成された画像は右側に表示されます。
今回は「ピアノを演奏する女性」を描いてもらうため、プロンプトに「a photo of beautiful woman playing piano and old candlestick, Granblue Fantasy, golden lighting, Nikon D4 and Nikon Lens 50mm F1.4」と入力しました。女性のセクシーさがやや強調されている印象はありますが、プロンプト通りの画像が出力されました。
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