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Instagramでシャドウバンされているかどうか確認できるように


Instagramが2021年に実装された機能「アカウントステータス」を、「企業やクリエイターなどのプロフェッショナルなアカウントを持つユーザー」が自分のコンテンツがフォロワー以外のユーザーにおすすめされるかどうか、あるいは自分のコンテンツがInstagramのおすすめに関するガイドラインに違反していないかを確認できるように拡張することを発表しました。この機能拡張により、プロアカウント限定で自分の投稿したコンテンツが他の人から見えなくなる「シャドウバン」の対象かどうかがチェックできるようになります。

Helping you understand what’s going on with your account
https://about.instagram.com/blog/announcements/instagram-outages-and-account-status


プロアカウントのみが利用可能の「アカウントステータス」という機能は、ユーザーが自分のアカウントから削除されたコンテンツを確認し、それらの決定に対してアプリから直接異議を申し立てることができるというもので、2021年10月に実装されました。

そして2022年12月7日のアップデートで、アカウントステータスから「自分の投稿した写真やムービーが非フォロワーにおすすめできるかどうか」「自分の投稿した写真やムービーがおすすめに関するガイドラインに違反していないかどうか」「身に覚えがないのにガイドライン違反となっていた時に再調査を依頼する」ことができるようになったとのこと。


Instagramは「Instagramに自分のコンテンツをおすすめしてもらうことが、新しいファンにリーチして視聴者を増やすための優れた方法だと、多くのクリエイターがわかっています。だからこそ、クリエイターが私たちのガイドラインを理解し、投稿したものやプロフィールにあるものが非フォロワーへのリーチに影響を与えている可能性があるかどうかを知ることは重要です」と述べています。

アカウントステータスの機能拡張により、自分の投稿したコンテンツが他の人から見えなくなる「シャドウバン」の対象かどうかがチェックできます。Instagramは「シャドウバン」という言葉を使ってはいませんが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でソーシャルマーケティングの講師を務めるリア・ハバーマン氏は「これはInstagramでもシャドウバンが行われているという説に対抗するための動きに見えますが、Instagramが真実を示していると信頼できる根拠はあるのでしょうか?」とコメントしています。


また、Instagramがアカウントステータスの機能拡張を発表したタイミングで、プライバシー特化型メッセンジャーアプリ「Signal」の公式アカウントは、Metaが掲げる透明性に対して疑問を示すツイートを投稿しました。


2021年にSignalは、InstagramでFacebookのターゲティング広告を揶揄(やゆ)する内容の広告を打ったところ、広告アカウントがBANされたことがありました。Signalは抗議したものの、FacebookはこのBANについて「Signalのねつ造だ」と主張しました。

「Facebookはこんなに個人情報を収集しています」という広告を打とうとした企業がFacebookにBANされる - GIGAZINE


このツイートに対し、Metaの幹部であるアンディ・ストーン氏は「あなたたちが言う『外に出す』ということは、私たちの提供するサービスの上で広告がどのように機能するかを、私たちで共有することです。これは新しいページでもなければ新しい情報でもありません。私たちは2014年に『この広告が表示される理由』というツールを立ち上げています」と述べ、Facebook広告の透明性をアピールしました。

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by log1i_yk

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