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イーロン・マスクがTwitter改善のために「iPhone脱獄」「PS3脱獄」「自動運転システム開発」を成し遂げた伝説的ハッカーを雇う、「検索システムの改修」や「ログインを求めるポップアップの削除」が目的か


イーロン・マスク氏は2022年10月27日にTwitterを買収して以降、従業員を大幅に削減したり認証済みバッジの有料化を推し進めたりとTwitterの抜本的な改革に取り組んでいます。新たに、「17歳でiPhone脱獄」「PlayStation 3の脱獄」「後付け自動運転システムの開発」などの偉業で知られる伝説的ハッカーのジョージ・ホッツ氏が、マスク氏の誘いに応じてTwitterの開発に参加したことが明らかになりました。

Elon Musk Hires PlayStation 3 Jailbreak Hacker To Fix Twitter
https://kotaku.com/1849816893

ホッツ氏は、2022年11月22日に自身のTwitterアカウントに「Twitterの検索機能の品質についてどう思いますか?Google検索の代わりにTwitterで検索する理由は何ですか?」と投稿し、Twitterの検索システムに関する意見を募りました。


上記のツイートには「アカウントの検索が期待通りに機能しない」「画像やムービーを直感的に検索したい」「Google検索のように画像検索結果やムービー検索結果を表示して欲しい」といった意見や要望が寄せられました。寄せられた意見の中には「Twitterの検索機能は基本的に全文一致検索しかしてくれず、1文字でも間違えると検索できない」というものも存在し、この投稿に対してジョージ氏は「これを解決する簡単な方法を探します」と返信してTwitterの開発に関わっていることを示唆しました。

上記の返信の後、Twitter上には「Twitter検索は何千人もの人々が何年もの期間をかけて直せませんでした。ジョージ氏が1カ月でTwitter検索を直してくれるなんてあり得ない!」という歓喜の投稿が出現。ジョージ氏は歓喜の投稿を引用リツイートする形で「それ(Twitter検索の改修)が、イーロンが私に言い渡した仕事です。私には時間が12週間与えられています」と述べ、マスク氏に雇われてTwitterの検索システム改修を行っていることを明かしました。


加えて、ジョージ氏は同ツイートの中で「少しスクロールした後に表示される『ログインを求めるポップアップ』の削除を検討しています。これはインターネットを台無しにしています」と述べ、近年追加された「非ログインユーザーにログインを求める仕様」を変更する意向も示しました。さらに、続くツイートでは「(ログインを求める)ポップアップを撤去するだけでも、インターンシップは成功だと思います」と述べ、「ログインを求めるポップアップ」の削除を優先的に取り組む事項に設定しています。


なお、上記の通りジョージ氏は12週間の短期間だけTwitterの開発に参加することを明言しています。海外メディアのKotakuはジョージ氏にフルタイムの契約を交わさなかった理由について尋ねましたが、記事作成時点では返答を得られていないとのことです。

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in ネットサービス, Posted by log1o_hf

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