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Google Chromeの新デザインをバージョン68以前に巻き戻す方法

by geralt

GoogleChromeは最新のバージョン69で大きくデザインを刷新し、Googleが提唱する「マテリアルデザイン」に準じた見た目に変化しました。このデザインを、バージョン68以前に巻き戻す方法を、Lifehackerが記しています。

How to Return to Chrome's Old Look—and Fix the Blurry Text on Windows
https://lifehacker.com/how-to-return-to-chromes-old-look-and-fix-the-blurry-te-1828828207

Chromeバージョン69がどのような機能を搭載しているのかの詳細は以下の記事から。

10周年を迎えたGoogle Chromeが見た目から新しくなったバージョン69安定版をリリース - GIGAZINE


バージョン69ではタブやアドレスバーの形が変化したほか、HTTPSで接続した場合に表示されていた「保護された通信」が消え、カギマークになりました。


しかし、Windows 7とWindows 10のユーザーは、バージョン69のアップデートで「文字がぼやけてみえる」という不具合を報告。Googleはこの件について調査を行っているとのこと。

880513 - Font rendering is broken, antialias messed up, blurry, weird - chromium - Monorail https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=880513


この「ぼやけ」はユーザーのPC環境によって違いがあり、全てがぼやけて見えるとしている人もいれば「ツールバーは問題ないけれどページのテキストはぼやける」と報告する人や、「ブラウザを最大化するとぼやける」と語る人も。特に、「125%以上に拡大するとぼやける」という主張が多く、ぼやけを直すには「画面の拡大縮小を100%に戻す」という方法が挙げられています。

このように、バージョンアップによって不具合が出たという人、あるいは単にデザインが気に入らないという人向けに、デザインをバージョン68以前のものに戻す方法が存在します。まず、アドレスバーに「chrome://flags」と入力します。


すると、こんな感じの設定ページに飛ぶので……


「UI Layout for the browser’s top chrome」の部分のプルダウンメニューを開きます。最初は「Default」になっていますが……


これを「Normal」に変えればOK。あとはChromeを再起動します。


すると、ブラウザのデザインがこんな感じに。アドレスバーやタブの形も、バージョン68以前のものになっていました。


ただし、全てがバージョン68以前に巻き戻っているわけではなく、「保護された通信」という表示は消えたままでした。「アドレスバーにワードを入れると検索せずとも直接結果が表示される」という機能はデザインを巻き戻しても依然使えますが、パスワードマネージャーの新機能は使えないとのことです。

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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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