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YouTubeが広告収入の低下を受けショッピング機能の拡充に着手


YouTubeはショート動画プラットフォームのTikTokに対抗すべく、YouTubeショートの開発を進めています。新しく、YouTubeは「YouTubeショートをチェックしながらショッピングができる機能」の開発に取り組んでいると報じられました。

YouTube expands shopping features following digital advertising slowdown | Financial Times
https://www.ft.com/content/8a155d40-bc71-411a-bbb6-a3a1044a15ac

YouTube Shorts begins testing shopping features and affiliate marketing | TechCrunch
https://techcrunch.com/2022/11/15/youtube-shorts-testing-shopping-features-affiliate-marketing/

YouTube is bringing shopping features to Shorts as it chases TikTok - The Verge
https://www.theverge.com/2022/11/15/23460596/youtube-shorts-shopping-affiliate-marketing-tiktok-ecommerce

Financial Timesの報道によると、YouTubeはYouTubeショートにショッピング機能を導入し始めており、アメリカの一部のクリエイターが自分のオンラインショップの商品にタグ付け機能を試験運用できるようになっているとのこと。そして、アメリカ・インド・ブラジル・カナダ・オーストラリアのユーザーは、タグを見てショート動画を見ながら買い物ができるようになる模様。YouTubeは今後、より多くの国のクリエイター向けにタグ付け機能を提供する予定のようです。

ショッピング機能に加えて、YouTubeはアメリカでアフィリエイトプログラムの実験も行っており、クリエイターはショート動画や通常の動画でおすすめの商品を販売することで手数料を獲得可能になるとのこと。YouTubeはこのテストがまだ初期段階にあり、2023年には試験運用がより多くのクリエイターに拡大する予定であると述べています。


海外メディアのTechCrunchがショッピング機能についてYouTubeに問い合わせたところ、同社の広報担当者から「YouTubeはクリエイターがビジネスを構築するのに最適な場所であり、ショッピング機能はその一部になると固く信じています」という返答があったそうです。

YouTubeショートの機能強化としてショッピング機能の試験運用が行われているわけですが、YouTubeは2023年からYouTubeショートの収益化も実施予定。チャンネル登録者数1000人以上かつ過去90日間に1000万回以上の再生数を獲得することで、ショート動画の広告収益の45%をクリエイター側が受け取り可能となります。

YouTubeがパートナープログラムを改訂し「YouTube ショート」でも広告収入の45%を受け取れるようにすると発表 - GIGAZINE


YouTubeの親会社であるAlphabetの2022年第3四半期決算によると、YouTubeショートの月間ユーザー数は15億人を超えており順調に成長を遂げています。しかし、YouTube全体の広告収入は前年同期比で1.9%の減少となっており、全体としては成長が鈍化しつつあります。

Google親会社・Alphabetの2022年第3四半期決算発表、広告&検索の売上は好調もYouTubeが2年ぶりに売上減に - GIGAZINE


YouTubeは過去数年間にわたり同プラットフォームでのショッピング機能を拡張しており、直接商品の購入が可能な広告ライブ配信から商品を購入できる機能などを発表してきました。つまり、YouTubeはメインの収入源となっている広告の伸び悩みを補助するために、ショッピング機能の拡充に努めている可能性があるというわけです。

なお、ショッピング機能に投資しているのはYouTubeだけでなく、TikTokは独自のショップ機能「TikTok Shop」をイギリスと東南アジアの一部で提供しており、アメリカでもTikTok Shopのテストを開始していると報じられました。さらに、Metaの所有するInstagramもショッピング機能を実装しています。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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