PCに接続した上での使用感は以下の記事でレビュー済みです。
「直下型LED部分駆動」で明るくキレイな画面を実現したソニー初のゲーミングモニター「INZONE M9」をPCに接続して使ってみた - GIGAZINE
というわけでPS5と接続してみました。接続すると、表示エリアの調整画面が映し出されました。
そして、HDRの調整が始まりますが、「これから表示される設定項目は、すでにお使いのテレビに最適化されています。変更が必要な場合にだけ調整してください」と表示されました。INZONE M9と接続した時点で、PS5側のHDR調整が完了している状態です。
HDR調整が終わった後、PS5の設定から「スクリーンとビデオ」にアクセス。
「画面出力」から「映像出力情報」をチェックします。
解像度は3840×2160ピクセルで、フレームレートは60Hz。カラーフォーマットはRGBで、HDCPは2.3。接続されているHDMI機器の設定を見ると、VRR(可変リフレッシュレート)は48~120Hzとなっています。
メニュー画面に戻り、INZONE M9のメニューを開いてみると、画質モードはプリセットの「ゲーム1」になっていました。
4K・120fpsで遊べるゲームとして、「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」をプレイしてみました。INZONE M9のフレームレートカウンターをオンにしたところ、左上に「120Hz」と表示されています。
画質は「ゲーム1」のまま。
もちろんPS5のゲームなら必ず120Hzというわけではありません。ゲームのフレームレートが60fpsの「デモンズソウル」だと、フレームレートカウンターは「60Hz」になっています。
INZONE M9はコントラスト比が8万:1と高く、直下型部分LED駆動で暗い部分がしっかりと暗く表示されるので、「デモンズソウル」のように明暗がゲームの雰囲気を作るようなゲームにはピッタリだといえます。
「フォートナイト」だと、フレームレートカウンターは「120Hz」となりました。
INZONE M9は発色が非常にキレイなので、「フォートナイト」のビビッドな色合いがしっかりと表現できています。
今度はBlu-rayディスクをPS5に挿入し、映画やアニメを見てみました。
映像作品だとフレームレートカウンターは「24Hz」になりました。また、画質は自動で「シネマ」に切り替わっています。
アニメでも24Hzで、画質は「シネマ」になっています。
今度はPS5ではなく、MicrosoftのXbox Series Xをつないでみました。Xbox Series Xの場合はHDRが自動で調整されないので、手動でキャリブレーションを行います。
4K・60fpsの「Gears 5」をプレイしてみました。
フレームレートカウンターを見ると「60Hz」でした。画質モードは「シネマ」となっていて、PS5と違って自動で切り替わりませんでした。
Microsoft公式デモアプリ「Insects: Xbox One X Enhanced エクスペリエンス」でも、画質モードはシネマ。HDRは有効化されています。
「DIRT 5」も同様でした。リアルでなおかつ天候によってコースの様子が大きく変わるDIRT 5だと、発色とコントラストが生きるので、INZONE M9の性能が大きく発揮されているように感じました。
INZONE M9はPS5にデフォルトで最適化するようになっており、HDMI2.1でVRRにも対応しているので、面倒な設定をすることなく使えるのは大きいポイント。ソニー純正のゲーミングモニターということで、PS5の4K・120HzとVRRに正式対応しているモニターを探している場合はINZONE M9であればOKというのは心強いところ。デザインもPS5と同じ系統の白黒ツートンカラーなので、PS5専用ゲーミングモニターと割り切って使う分ではアリといえます。
INZONE M9はAmazon.co.jpで取り扱われており、税込15万4000円で購入可能です。
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