PS5がついにVRR(可変リフレッシュレート)に正式対応
ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)が、PlayStation 5(PS5)で可変リフレッシュレート(VRR)への対応を2022年4月内に全世界で開始すると発表しました。
PS5™は今週からVRR(可変リフレッシュレート)に対応! – PlayStation.Blog 日本語
https://blog.ja.playstation.com/2022/04/26/20220426-ps5/
ゲームを含めた映像のフレームを単位時間当たりに表示させる枚数が「フレームレート」で、映像を表示するディスプレイが単位時間当たりに書き換わる回数が「リフレッシュレート」です。ゲームのフレームレートはゲームのプレイ中に変動しますが、ディスプレイのリフレッシュレートは基本的に固定されるため、コマ落ちやちらつきが発生して実際の映像パフォーマンスが低下してしまうことがあります。この問題を解決する技術がVRRで、VRR対応のメディアをVRR対応のディスプレイにつなげることで、メディアのフレームレートの変動にディスプレイのリフレッシュレートを同期させ、映像パフォーマンスを向上させられます。
PS5のVR対応は全世界向けに、ネットワーク経由で数日をかけて段階的に行われるとのこと。VRRは設定からオン・オフを切り替えることができるとSIEは述べています。
SIEによれば、VRR対応のパッチが配布されるのは以下のタイトル。
・ASTRO's PLAYROOM
・コール オブ デューティ ヴァンガード
・コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー
・DEATHLOOP
・Destiny 2
・Devil May Cry 5 Special Edition
・DIRT 5
・Godfall
・Marvel's Spider-Man Remastered
・Marvel's Spider-Man: Miles Morales
・ラチェット&クランク パラレル・トラブル
・BIOHAZARD VILLAGE
・ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界
・レインボーシックス シージ
・Tribes of Midgard
HDMI 2.1・VRR対応のテレビやPCモニターがあれば、ディスプレイのリフレッシュレートをPS5のグラフィック出力に動的に同期させることが可能になり、PS5のビジュアルパフォーマンスが向上します。
なお、上記以外でVRRに対応していないPS5タイトルでも、一部はVRRをオンにすることで映像品質が向上する場合があるとSIEは述べています。
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