「Gmail」が新デザインを発表、メール・チャット・ビデオ通話機能を簡単にスイッチ可能に
過去18年間で大きく進化してきたGoogleの無料で使えるメールサービスの「Gmail」が、最新のアップデートにより「Material Design 3」の要素を取り込んだ新しいユーザーインターフェース(UI)デザインに生まれ変わりました。新しいGmailのUIでは、画面左端にメール・チャット・ビデオ通話などの機能がひとまとめになっているため、利用状況に応じて機能を手軽にスイッチできるようになっています。
A unified Gmail, for all the ways you connect
https://blog.google/products/gmail/gmail-design-update/
Google is switching your Gmail interface to this new look - The Verge
https://www.theverge.com/2022/7/27/23281237/google-gmail-redesign-ui-opt-out-chat-meet-spaces
Gmailの新デザインについてまとめたのが以下の動画です。
The evolution of Gmail - YouTube
2004年にスタートしたGoogleのフリーメールサービスであるGmail。当時のUIは以下の通り。
次にアップデートされたのは2012年。一気に「今のGmail」のデザインに近づきます。
さらに2020年……
2021年と細かなアップデートが続きました。
そして2022年のアップデートではさまざまなポイントでUIデザインが更新されています。受信ボックスの下には……
「スター付き」「スヌーズ中」「重要」「送信済み」「下書き」などが並びます。これは記事作成時点のGmailのUIデザインと同様。
ラベルは……
より分かりやすく進化。
「作成」ボタンは以下の通りに進化しました。
メールを送信する相手を検索し……
本文を少し入力すると、続きを予測する「スマート作成」機能が利用可能。
これまでのGmailでは画面左端に以下のようにさまざまな機能が少し乱雑にまとめられていましたが……
新しいUIデザインではメール・チャット・スペース・Meetがシンプルにまとめられた「統合ビュー」に進化しています。
というわけで2022年のGmailデザインは以下のようにアップデートされました。
統合ビューの登場について、Googleは「新型コロナウイルスのパンデミック期間中、世界中の何千万人もの人々が日常生活の一環としてメールアプリやメッセージアプリ、チャットアプリ、ビデオ通話アプリなどをより頻繁に利用するようになりました。このような状況に対応するため、Gmailもチャット・スペース・Meetをメールとひとまとめにした」と記してしています。
この統合ビューは、チャット機能を有効にしているすべてのGmailユーザー向けに提供されます。クイック設定を使用するとウインドウの左側にある統合ビューに並べるアプリを編集可能で、Gmailだけを表示するよう編集してもOK。
ユーザーは設定内にある新しいビジュアル設定オプションから統合ビューの有効・無効を変更することも可能で、無効にすれば既存のレイアウトをそのまま利用することができます。
なお、Googleは2022年後半にGmailでタブレットユーザー向けのエクスペリエンス向上、絵文字の改善、新しいユーザー補助機能などを提供するとしています。
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