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Gmailの「迷惑メールブロック機能」には制限があると判明、Googleは制限緩和を検討中


IT系ニュースサイトのArs Technicaが「Gmailのブロック機能に追加できるメールアドレスには制限がある」と報じました。Ars Technicaの質問に対し、Googleは「現状はブロックできるメールアドレスは1000個に限られているが、制限緩和を検討している」と回答しています。

A grim milestone: I maxed out the number of spammy addresses Gmail can block | Ars Technica
https://arstechnica.com/information-technology/2021/11/a-grim-milestone-i-maxed-out-the-number-of-spammy-addresses-gmail-can-block/

Gmailのブロック機能に制限があると発見したのは、Ars TechnicaのDan Goodin氏。Goodin氏は何年もの間、Gmailのブロック機能を使って自社製品を売り込むPRメールやフィッシング詐欺メールなどを「迷惑メール」フォルダーにたたき込んできたそうですが、ある日突然ブロック機能が効かなくなったことに気がついたとのこと。

Goodin氏によると、実際にこの現象が発生すると「ブロックしたと表示されるのに、実際にはブロックされていない」というなんともわかりにくい状況になるそうです。以下がGoodin氏が投稿した、問題発生時のスクリーンショット。「You have blocked~」と、このメールアドレスをブロックしたという旨が表示されていますが……


ブロックしたという表示が出たにもかかわらず、以下のように当該メールアドレスからのメールが届き続けます。


これについてGoogleの広報担当者に問い合わせたところ、「Gmailはブロックできるメールアドレスを1000個に制限しています」という回答があったとのこと。この広報担当者いわくGoogleは1000個という制限を引き上げることを検討しているそうですが、実際に制限緩和が行われるまでは「しばらく時間が掛かる」とのこと。

Goodin氏はブロック機能で迷惑メールを自動的にフィルタリングすることは生産性に対して非常に大きな役割を持つと述べた上で、「Gmailはメッセージを並べ替えたり検索したりする強力な機能を早期から提供し、カレンダーも統合しているというのに、なぜブロックできるアドレスを1000個に制限しているのでしょうか?一体なぜ?」と語っています。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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