Xbox Cloud GamingをLinux環境でプレイしたら画質が低下したという報告

by Marco Verch

マイクロソフトが展開するクラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」は日本を含む数カ国でベータ版が開始されており、何百種類ものゲームをゲーム専用機なしで気軽に遊ぶことができます。このサービスをLinux環境でプレイしたユーザーから、「Windowsでプレイする場合よりも画質が低下している」と報告されています。

Quality on linux : xcloud
https://www.reddit.com/r/xcloud/comments/vrfmuz/quality_on_linux/

コミュニケーションサイト・RedditのユーザーであるSpiritual-Ad2806氏によると、Linux(UbuntuまたはManjaro)でXbox Cloud Gamingをプレイすると、Windowsでプレイしたときよりも画質が落ちることに気づいたとのこと。

そこでSpiritual-Ad2806氏はユーザーエージェントを変更できるMicrosoft Edgeの拡張機能を利用し、Linux環境でありながらWindows 10を装ってXbox Cloud Gamingにアクセスしてみることにしたそう。その結果、Linux環境でそのままアクセスするよりも、ユーザーエージェントをWindowsに切り替えた後の方が明らかに画質が向上していたとのこと。

Spiritual-Ad2806氏は画像をRedditに投稿し、「投稿時に画像の品質がどれだけ低下するかは分かりませんが、特にLinuxは非常にぼやけているという大きな違いに気づくでしょう」とコメントしました。また、Spiritual-Ad2806氏は反対にWindows上でLinuxを装い試してみても、品質が大幅に低下したとも報告しています。

別のユーザーもSpiritual-Ad2806氏と同じような結果になったことを報告しており、gardotd426氏は「Linux上のChromeでサポートされていないエンコードまたはデコードが原因であると確信していましたが、Linux側ではデコードだけでエンコードは行われていませんでした。ただし、Spiritual-Ad2806氏はデコードすら試していないため、これは関係ないでしょう」と述べました。また、「マイクロソフトはモバイルデバイス向けに帯域幅を節約している可能性があり、Linuxもモバイルデバイスだと認識されたのでは」という推測コメントも投稿されました。