グランツーリスモが「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督の手で実写映画化、公開は2023年8月11日
シリーズ累計販売本数が8040万本を突破している人気ドライビングシミュレーションゲームの「グランツーリスモ」が、「第9地区」や「エリジウム」の監督として知られるニール・ブロムカンプ監督の手で実写映画化され、2023年8月11日に公開されると報じられています。
‘Gran Turismo’ Pic Gets Release Date; Neill Blomkamp Directing for Sony/Columbia – Deadline
https://deadline.com/2022/06/gran-turismo-movie-neill-blomkamp-video-game-adaptation-sony-playstation-1235033958/
The Gran Turismo movie has a 2023 release date, and a plot - The Verge
https://www.theverge.com/2022/6/14/23168247/sony-gran-turismo-film-movie-release-date
エンターテインメント系メディアのDeadlineが報じたところによると、実写映画版のグランツーリスモは映画配給会社であるソニー・ピクチャーズ傘下のコロンビア・ピクチャーズの下、監督をニール・ブロムカンプ、脚本をジェイソン・ホール、プロデューサーをダグ・ベルグラードとデイナ・ブルネッティ、さらにPlayStationブランドのゲームタイトルの映画化を担当するPlayStation Productionsのアサド・キジルバッシュとカーター・スワンが担当します。
実写版グランツーリスモのストーリーは、「10代の若者がレースゲームのスキルを活かして日産主催のカーレースで優勝してプロのレーシングドライバーになる」という実話に基づいたものとなるそうです。
グランツーリスモの実写映画化は、PlayStation Productionsによるゲームの映画化プロジェクトのひとつであり、2022年初頭にアンチャーテッドの実写映画版が全世界の興行収入で4億ドル(約540億円)以上を稼ぎ出したことがきっかけになっているとのこと。なお、プロジェクト自体は開発の初期段階にあるそうです。グランツーリスモを題材としたTVドラマシリーズ作品の制作もウワサされていましたが、Deadlineは「そちらのウワサは正確ではない」としています。
グランツーリスモは1997年にポリフォニー・デジタルと山内一典氏により制作されたドライビングシミュレーションで、精細なグラフィックスと高精度なドライビングフィジックス、車の細部へのこだわりなどを備えた本格的なタイトルとして称賛されてきました。最新作の「グランツーリスモ7」は2022年3月に発売されたばかりで、Deadlineによるとシリーズ累計販売本数は8500万本を突破しています、
『グランツーリスモ7』 | State of Play | 2.3.22 [JAPANESE] - YouTube
なお、ソニー・ピクチャーズとPlayStation ProductionsはHBO向けにTVドラマシリーズ版「The Last of Us」の制作にも取り組んでおり、製作総指揮はクレイグ・メイジンが担当しています。
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