スターバックスが15年間営業したロシアで全130店舗を閉鎖し完全撤退へ
by Achim Hepp
コーヒーチェーン大手のスターバックスが、2007年の第1号店開店以来15年間営業してきたロシアから撤退し、国内の130店舗すべてを閉鎖することを明らかにしました。
Starbucks will exit Russia after 15 years, closing 130 licensed cafes
https://www.cnbc.com/2022/05/23/starbucks-will-exit-russia-after-15-years-closing-130-licensed-cafes.html
Starbucks leaves Russia over war in Ukraine, closing 130 shops - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/business/2022/05/23/starbucks-is-leaving-russia-permanently-closing-130-coffee-shops/
Starbucks to exit Russia after nearly 15 years | Reuters
https://www.reuters.com/business/retail-consumer/starbucks-liquidate-russian-entity-sota-vision-cites-source-2022-05-23/
2022年5月23日、スターバックスがロシア国内の全店舗を閉鎖し、事業を完全に終了すると発表しました。ロシアがウクライナに侵攻していることを受けての決定であることを明らかにしています。
スターバックスはフランチャイズ企業のAlshaya Groupと契約を結び、ロシアでの店舗営業を委託していましたが、ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、2022年3月に国内すべての店舗で営業を停止していました。そして今回、完全撤退を決めたというかたち。スターバックスは声明で「ブランドの市場での存在感を失った」と述べました。
by Faye
スターバックスはロシア国内に130店舗を構えており、得られる収益は会社全体の収益の1%未満を占めていたとのこと。スターバックスは店舗で雇用していた約2000人のロシア人労働者に対し、6カ月間の給与支払いを行い、コーヒーチェーン以外への新しい就職先への移行を支援することを明らかにしています。
スターバックス以外にもマクドナルドやエクソンモービルなど、いくつかの企業がロシアからの撤退を表明しています。
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