Metaがメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」での収益化プログラムをスタート
Facebookの運営企業であるMetaがソーシャルメタバースプラットフォームの「Horizon Worlds」で、クリエイターがアイテムやワールドへのアクセス権を販売することで収益化できるようにすると発表し、一部のクリエイターがすでにこの収益化プログラムに参加していることを明らかにしました。
Testing New Tools for Horizon Worlds Creators To Earn Money | Meta
https://about.fb.com/news/2022/04/testing-creator-monetization-horizon-worlds/
Testing New Tools for Horizon Worlds Creators To Earn Money
https://www.oculus.com/blog/testing-new-tools-for-horizon-worlds-creators-to-earn-money/
Meta's Horizon gets in-world purchases in limited test - Protocol
https://www.protocol.com/bulletins/meta-horizon-monetization-test
Horizon WorldsはOculus Rift SおよびOculus Quest 2向けに開発されたVR(拡張現実)ソーシャルプラットフォームです。これまでにすでに多くのクリエイターによって1万種類以上のワールドが作成されており、Metaもクリエイターを支援する目的で1000万ドル(約12億円)のファンドを立ち上げています。
Horizon Worldsにおける収益化プログラムによって、クリエイターは自分で作成したワールドへのアクセス権、Horizon Worlds内で使えるアイテムやエフェクトを販売することが可能になります。また、特定の目標を達成した場合はMetaからボーナスが支払われるとのこと。
この収益化プログラムはアメリカとカナダで18歳以上のユーザーに提供される予定で、収益化プログラムに参加するクリエイターは、Metaの定めるVRポリシーやコンテンツポリシーを順守する必要があります。なお、記事作成時点ですでにごく一部のクリエイターが利用可能になっているとのこと。
さらに、収益化プログラムの発表と同時にHorizon Worldsのクリエイターツールを改善し、より簡単にワールドやスクリプト、ゲームを作成できるようにした、とMetaは述べています。
Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、以下のムービーの中で「勝利の方程式を確立するために、Horizon Worldsでの収益化を試すことが必要です。私たちはHorizon Worldsのユーザーと共鳴するものを見て、次の段階のツールを構築します」と述べました。
Mark Zuckerberg on Monetization in Horizon Worlds! - YouTube
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