iPhoneのメインカメラは14 Proで48メガピクセル、15 Proで光学5倍ズームに進化か
2022年内に登場すると見られるiPhoneシリーズの次世代モデルの1つ「iPhone 14 Pro」のメインカメラについて、カメラセンサーが現行の13 Proの12メガピクセルから大幅に強化され、48メガピクセルになる可能性があるとアナリストが予想しました。また、2023年に登場すると見られる「iPhone 15 Pro」では、メインカメラが最大5倍の光学ズームを実現するという情報もあります。
iPhone 14 enters engineering validation stage as periscope camera reportedly destined for iPhone 15 - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2022/03/28/iphone-14-enters-engineering-validation-stage-as-periscope-camera-reportedly-destined-for-iphone-15/
Exclusive | iPhone 14 A16/A16 Pro Very Likely + Model Pricing and Differences
https://www.idropnews.com/rumors/exclusive-iphone-14-a16-a16-pro-very-likely-model-pricing-and-differences/183143/
金融サービスを展開するHaitong International SecuritiesのJeff Pu氏によると、2022年の登場が期待される「iPhone 14 Pro」のメインカメラ性能は48メガピクセルに進化し、最新チップの「A16」を備えていると予想されるとのこと。「iPhone 14」シリーズは記事作成時点でテスト機を用いたEVT(エンジニアリング検証テスト)段階にあるとのことです。
また、著名なAppleアナリストのミンチー・クオ氏により、iPhone 14シリーズのローエンドモデル・ハイエンドモデルのディスプレイはいずれも6.1インチと6.7インチの2種類になり、5.4インチとして登場した「iPhone 13 mini」のような小型モデルは登場しないとも予想されています。
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2021年9月に登場したiPhone 13シリーズはいずれも12メガピクセルの広角・超広角カメラを備えていましたが、次世代モデルの登場により、カメラ性能が大幅に刷新されることが期待されています。
またクオ氏によると、A15 Bionicの次期モデルとして登場が予想されるA16 BionicはiPhone 14シリーズのうち「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」にしか搭載されず、「iPhone 14」および「iPhone 14 Max」にはA15が流用される可能性があるとのこと。
Only two Pro models would upgrade to the A16 processor, while the 14 & 14 Max will remain the A15. All four new models will likely come with 6GB RAM, with the difference being LPDDR 5 (14 Pro & 14 Pro Max) vs. LPDDR 4X (14 & 14 Max). https://t.co/tHcszIz6gX
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 13, 2022
このことについて、Apple製品の情報を多数リークしてきたLeaksApplePro氏は「AppleはA16および独自開発の第2世代SoC『M2』の開発に追われており、どちらかを優先しなければいけない。Appleが選択したのはM2であり、A16は不足が予想される。Appleは既存のA15に少し変更を加えるかもしれないものの、A15をA16と呼称して『iPhone 14』に搭載し、本来の機能を持たせたA16は『iPhone 14 Pro』に『A16 Pro』として搭載する」と考察しています。
なお、LeaksApplePro氏は「iPhone 14 Pro」の販売価格が1099ドル(約13万5700円)で、「iPhone 13 Pro」の999ドル(日本販売価格:12万2800円)よりも高くなると予想しています。
iPhone 14シリーズに続いて登場すると見られるiPhone 15シリーズには、カメラのレンズとして新たにペリスコープレンズが搭載されると見られています。既存のiPhoneシリーズに搭載されたレンズは以下のように水平に並べられていますが、深いズームを行おうとするとレンズの前後の長さを確保しなければいけないため、カメラバンプが背面に飛び出るようなデザインを採らざるを得なくなってしまいます。
一方、ペリスコープレンズは以下のように光を屈折させて捉える仕組みです。潜水艦の潜望鏡のような構造です。
iPhoneに搭載されると見られるペリスコープレンズは、以下のように光を1度だけ屈折させて横から捉える仕組み。レンズを本体の横幅に合わせ、これまでより大幅に長くして配置することができます。
Pu氏は、Appleが最大5倍の光学ズーム機能を備えたペリスコープレンズを「iPhone 15」シリーズに搭載し、2023年に登場させると予想しています。
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