ウェブアプリ

ロシアのウクライナ侵攻に関する現地からのツイートを地図上に表示する「Russia-Ukraine Monitor Map」


現地時間2022年2月24日に幕を開けたロシアのウクライナ侵攻は、24時間経過を待たずして「首都キエフ陥落の恐れ」という報道も出ています。ウクライナから届けられたツイートに添付された「映像」を地図上に表示するウェブアプリ「Russia-Ukraine Monitor Map」を使うと、ロシアのウクライナ侵攻に関する現状を視覚的に知ることができます。

Russia-Ukraine Monitor Map by Cen4infoRes · MapHub
https://maphub.net/Cen4infoRes/russian-ukraine-monitor

Russia-Ukraine Monitor Mapにアクセスすると、緑・青・オレンジのピンが刺さったウクライナ周辺の地図が表示されます。


それぞれのピンは、緑が「軍事資産(ここでは兵器や軍隊など)の進行や駐留」、青が「軍隊を捉えた衛星写真」、オレンジが「爆撃・砲撃・爆発などの映像」を指し示しています。実際にウクライナの首都・キエフの近くに表示されている緑のピンをクリックしてみると、以下のようなポップアップが表示されました。


このポップアップには、日付・元ツイートのURL・ざっくりとした内容の説明・位置情報などが記されています。


実際に映像を見るには、元ツイートのURLをクリック。


実際のツイートが以下。フリーランスの写真家として活動しているDean O'Brien(@DeanoBeano1)氏が2022年2月24日20時にウクライナのキエフ州ホストーメリ市で撮影した、ロシアの軍事ヘリコプター30機が進軍する様子を捉えた映像です。

???????????????? ⚡️Another video from Gostomel, about 30 Russian helicopters moving forward pic.twitter.com/dHERgT3CXI

— Dean O'Brien (@DeanoBeano1)


そのほか、ロシア軍がキエフ州を爆撃する映像。

Russian strikes in Ukrainka, Kyiv Oblast.

Coords: 50.1364747, 30.7558098 pic.twitter.com/TYLeEOZ7XV

— Status-6 (@Archer83Able)


ロシア軍の戦車がヴォルィーニ州リュボームリ市の公道を走っている映像など、今回のウクライナ侵攻に関する現地から届けられた映像を直接閲覧することができます。

Город Любомль, Волынская область. Недалеко от белорусской границы. pic.twitter.com/v4OLxSU7bt

— Аслан (@antiputler_news)


なお、掲載されている映像の中には、犠牲者の遺体を捉えたものなどショッキングなものも存在します。こうしたショッキングな映像を回避したい場合は、元ツイートのURLをクリックする前に「VIOLENCE LEVEL」という、映像のショッキング度を指し示す数値を確認するようにしてください。どのような基準を元に数値が設定されているかについては明記されていませんが、布を被せてある爆撃犠牲者の遺体を撮影した映像は、「VIOLENCE LEVEL:4」と設定されていました。


2003年のイラク戦争では、戦争に関する情報は「ブッシュ政権」「アメリカ軍」「フセイン政権」の公式発表がほぼ全てでした。今回のウクライナ侵攻は、情報源から視聴者に生の情報がダイレクトに届く世界初の戦争と評されています

Hacker Newsのウクライナ国民同士が語り合うスレッドなど、映像に限らず体験談についても「生の声」が多数ネット上に投稿されています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Twitterがロシアのウクライナ侵攻の写真や動画を伝えるアカウントを次々と停止 - GIGAZINE

「S.T.A.L.K.E.R.」「Cossacks」などを開発したウクライナのゲームスタジオがウクライナ軍への寄付を訴える - GIGAZINE

ウクライナ政府サイトにDDoS攻撃、さらに数百台のウクライナのマシンにデータ削除を行う新しいマルウェアを発見 - GIGAZINE

ウクライナ侵攻に対する経済制裁をロシアは仮想通貨で軽減可能、デジタルルーブルやランサムウェア攻撃による略奪など - GIGAZINE

in ネットサービス,   ウェブアプリ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.