メモ

子どものネット中毒を「妨害電波発生装置」で何とかしようとした父親が街全体のネットをダウンさせて逮捕


夜遅くまでインターネットとスマートフォンを使い続けるという子どもたちをなんとかするため「妨害電波発生装置」を使用した父親が逮捕されました。この父親が用いた妨害電波発生装置はあまりにも強力で、自分の子どもだけでなく地域一帯の子どもがインターネットを使用できなくなりました。

ANFR-Les enquêtes de l’ANFR - Les dents, le brouilleur et au lit !
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A Father Who Used A Signal Jammer To Keep His Kids Offline At Night Now Faces Jail Time
https://hothardware.com/news/a-father-who-used-a-signal-jammer-to-keep-his-kids-offline-faces-jail-time

事件が発覚したのは、国内の無線電波を管理するフランス電波庁に届いた奇妙な苦情がきっかけ。苦情の届け主はフランス南西部に位置するメッサンジュ市で事業を営む携帯電話事業者で、内容は「連日午前0時前から午前3時まで地域一帯でインターネットが使えなくなる」というものでした。

この苦情を受けてフランス電波庁が無線信号計測装置であるスペクトル分析器で調査を行った結果、以下の例で示されているような妨害電波発生装置の使用時に特有の波形が検出されたとのこと。


妨害電波発生装置のありかを探した捜査官は海岸沿いのとある住宅にたどり着きました。そしてこの住宅の主人に尋ねたところ、「新型コロナウイルス感染症の流行拡大によってロックダウンが課されて以降、子どもたちがSNSやその他のアプリを夜遅くまで使い続けるという中毒状態になっていたので、妨害電波発生装置を使いました」と語ったそうです。


フランスでは妨害電波発生装置の所持・使用は違法とされており、最高3万ユーロ(約390万円)の罰金に加えて最長6カ月の懲役刑が科される可能性があるとのことです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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