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「Pokémon LEGENDS アルセウス」のグラフィックについてファンの間で大論争が巻き起こる


2022年1月28日に発売された「Pokémon LEGENDS アルセウス」は(PDFファイル)発売初週に全世界で650万本の販売本数を記録し、Nintendo Switchでリリースされたポケットモンスターシリーズでは初週における販売本数で最速・最多記録を更新した人気作。そんな「Pokémon LEGENDS アルセウス」で、グラフィックについての議論が巻き起こっています。

Pokémon Legends: Arceus Fans Won't Stop Arguing About Graphics
https://kotaku.com/pokemon-legends-arceus-botw-graphics-nintendo-switch-de-1848495479

「Pokémon LEGENDS アルセウス」はレビュー収集サイトのMetacriticポケットモンスター ソード・シールド(80点)やポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(73点)、ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ(79点)を超える「84点」という高いスコアを叩き出したタイトル。

しかし、一部のゲームファンは「Pokémon LEGENDS アルセウス」の発売前に公開されたプロモーション映像のワンシーンを見てかなり早い段階から「木の密度が他のゲームと比べて少なすぎる」などとグラフィック面に関する不満を述べていました。ユーザーの中には「Googleマップのクソの方がマシに見える」と語る人までいました。そのため、発売1週間前のタイミングで「Pokémon LEGENDS アルセウス」のデータがリークされた際、一部の批評家たちはスクリーンショットやゲームプレイ映像の中から、グラフィックの粗探しをはじめていたそうです。


グラフィックを批判するユーザーからは「なぜそんなに多くの人がPokémon LEGENDS アルセウスのグラフィックを擁護しているんでしょうか?ゲームは確かに素晴らしいものですが、グラフィックはそのポテンシャルを最大限に発揮できているとは言えません」などといった意見が出ていました。


「Pokémon LEGENDS アルセウス」は、発売前から「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のような完璧なオープンワールドにはなっていないことが明らかになっていたものの、シリーズ初のアクションRPGで新しいゲーム体験ができるということで、発売前から「ユーザーの期待は明らかに高かった」と海外ゲームメディアのKotakuは指摘しています。

一方で、発売から1週間が経過したタイミングで一部のプレイヤーは「グラフィックは素晴らしい」という結論に達しているとKotaku。

そんな中、チャンネル登録者数18万人超のYouTubeチャンネルのTheLonelyGoombaが「グラフィックがすべてではないとは思いますが、見た目がクソじゃないオープンワールドのポケモンがあったなら、どれだけクールでしょうか?」とツイートしたところ、肯定派と否定派の意見が多数寄せられることとなっています。


「純粋にこれがクソに見えるという人は盲目だと思います。もっと精細なグラフィックにできるのではって?もちろんそうですが、それはアートディレクションの問題です」というものや……


「Nintendo Switchのハードウェア上の問題でレンダリング距離などが短くなっているようなスクリーンショットではなく、実際にゲームのグラフィックが悪いことを示すようなスクリーンショットを見せてください」など、「問題はゲームとは別にある」と主張するグラフィック肯定派と……


「Pokémon LEGENDS アルセウスのグラフィックはちゃんとして見えます。そうでなければ私を納得させることはできなかったでしょう」と素直にグラフィックを褒めたたえるツイートもあります。


一方で、グラフィック否定派は「ちなみにこれはWii Uのゲームです」などと語り、「ゼノブレイドクロス」などの別のゲームを挙げて、より優れたグラフィックを実現できるはずと主張しています。


中には「グラフィックの処理により、近距離は特に問題なく思えますが、遠距離のレンダリングが『醜く』見えます。遠くにある山の稜線や湖、海などは特にひどく見えます」と語り、Pokémon LEGENDS アルセウスのグラフィックが20年前のゲーム機であるPlayStation 2やゲームキューブのタイトルのグラフィックと似通っていると指摘する人も。


他にも、「今までどんなゲームでもグラフィックなんて気にしたことなかったのに、これはあまりにひどい」「2022年になってプレイヤーから4フィート(約1.2メートル)離れた場所に突如岩がレンダリングされるという事態は許容しがたいものです。なので、ゲームフリークには少なくともパッチで描画距離を改善してくれることを望みます」といったグラフィック面を否定する声もあります。

一方で、グラフィック肯定派は「ソード・シールドのワイルドエリアよりも明らかにグラフィックが改善されている」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドで登場する敵キャラクターは26種類ほどですが、Pokémon LEGENDS アルセウスでは240種類以上のポケモンが登場します」と語り、他のゲームとは別の場所でリソースを食っていると指摘しています。

さらに、別のユーザーは「ポケモンが世界最大のゲームフランチャイズであるのは、彼らが『グラフィック』や『ゲームを良くする』といったオタク的なことに労力を費やすよりも、本当に重要なこと、つまりかわいい動物(ポケモン)の絵を描くことに時間とエネルギーの98%を費やすべきであると理解しているからです」と述べ、ポケモンはグラフィック以外の部分に注力しているからこそ成功しているとツイートしています。


別のユーザーは「25年以上にわたって、ポケモンはゲームのグラフィックが注目されるようなタイトルではありませんでした。しかし、ポケットモンスター ソード・シールド以降、人々は突然ポケモンにおいてグラフィックを求めるようになりました。私はみんなが何を期待しているのかわかりません」とツイートし、ドット絵から3Dグラフィックに進化したことでグラフィックが議論の的になるようになったと指摘しています。


なお、Kotakuによるとゲームコミュニティでは特に人気ゲームシリーズにおいて、グラフィック面での不備を指摘する声が頻繁に挙がるとのこと。実際、Marvel's Spider-Man水たまりのサイズを小さくしたことから批判を受けました。そのため、Kotakuは「特定のゲームファンは、認識されている欠点を指摘する傾向がこれまで以上に高まっています」と指摘しています。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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