TinderがAI対策で「人間であることの証明」として目のスキャン機能を実装、サム・アルトマン氏らの光彩スキャン「Orb」を利用

OpenAIのサム・アルトマン氏が共同設立者兼会長を務めるスタートアップ企業のTools for Humanityが、Tinderを提供するMatch Groupと提携し、光彩スキャンを用いた本人確認機能を拡張することを明らかにしました。この機能は日本で先行テストが行われていました。
新しいWorld IDと、「人間であることの証明」をインターネットにもたらすパートナーたち
https://world.org/ja-jp/blog/announcements/the-new-world-id-and-the-partners-bringing-proof-of-human-to-the-internet
Proof of Human for Everyday Life: Dating, Gaming, Tickets | World
https://world.org/ja-jp/blog/announcements/online-dating-gaming-event-tickets-proof-of-human-everyday-life
Tools for Humanityは虹彩スキャンで生体情報を取得してネットワークを構築するプロトコル「World(旧称Worldcoin)」を提供しています。
Worldは虹彩スキャンデバイス「Orb」を使って人間の虹彩をスキャン・登録し、個人ごとのハッシュ(World ID)を生成して、そのハッシュで決済や本人認証などを行えるようにするためのネットワークを構築するものです。
Worldは「いつの日かオンライン上でコミュニケーションを取っている相手が人間なのかAIなのか見分けることができなくなってしまうおそれがある」という懸念を抱いており、自社の認証サービスで本物の人間であることを証明しようとしています。
2025年4月30日にはMatch Groupと提携し、日本のTinderユーザーを対象にWorld IDのテストを始めました。Orbは複数の都道府県に設置され、光彩スキャンで交際相手が人間かどうかを確かめられました。
2026年4月17日、World IDがアメリカにも拡大されることが発表されました。Orbによる認証を完了したユーザーには専用のバッジが付与され、またプロフィールを他人に表示させやすくする無料ブーストが5回分付与されるとのことです。

Tools for Humanityはまた、Zoom、Docusign、Shopify、Redditといったサービスとの連携も発表しており、オンラインにおけるAIなりすましの増大する問題に対する解決策として生体認証を提案しました。
例えばZoomでは、参加者が最初にOrbで認証した際に取得された画像、参加者の端末上でリアルタイムに撮影される顔、そして他の参加者に表示されている顔を照合し、認証された本人であることを確定させる機能「Deep Face」を初めて導入しています。オンライン署名サービスのDocusignでは、Orbを使った認証により人間であることを確実にします。

また、ボットがコンサートのチケットを買い占めて転売に利用することを防ぐため、認証された人間だけがチケットを買えるようにするキット「Concert Kit」も発表しています。これは既存のチケット販売サービスに統合できるツールで、World IDによる認証を受けた人間だけが優先購入権を取得できるというものだそうです。
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in メモ, Posted by log1p_kr
You can read the machine translated English article Tinder implements eye scan feature as 'p….







