モバイル

Googleがデバイス間連携の機能強化を多数発表、「Fast Pair」対象デバイスの拡大など


Googleが世界最大級の家電見本市「CES 2022」に合わせて「Better together」というイニシアチブを発表しました。Better togetherは既存のペアリングシステム「Fast Pair」などのデバイス間連携を拡張するもので、「Apple製デバイスで実現されているデバイス間連携」に対抗するものだと報じられています。

CES 2022: Better together with Android and beyond
https://blog.google/products/android/ces2022-bettertogether/

現地時間2022年1月5日、Googleが「Better together」イニシアチブを発表しました。このBetter togetherはGoogleが2017年から提供しているAndroidデバイスとBluetoothアクセサリーを手軽にペアリングするためのシステム「Fast Pair」などのデバイス間連携を拡張するもので、Apple WatchやiPhoneなどのApple製デバイス間に存在する連携を意識した内容。なお、今回の発表はCES 2022の開催に合わせたもので、Googleは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受けてCES 2022の直接出展を見合わせたという経緯があります。


Better togetherの詳細が以下。なお、以下に掲載されている画像は全てクリックすると各機能を実際に使ったときの流れがわかるGIFムービーが再生されます。

◆「Fast Pair」対象デバイスの拡張
Fast PairはGoogleが2017年から提供しているAndroid端末とBluetoothアクセサリーを手軽にペアリングするためのシステム。今回の発表では新たに、Chromebook-イヤホン間やChromebook-Android間、イヤホン-Google TV間、イヤホン-Android TV間などにFast Pairを拡大する予定だと明かされました。

例えばChromebook-イヤホン間の連携については、イヤホンをあらかじめAndroidスマートフォンにFast Pairでペアリングしておくことで、Androidスマートフォンと同じWi-Fiネットワークに存在するChromebookにスマートフォン側のGoogleアカウント設定などを転送可能になる見込み。この機能は2022年発売のChromebookに実装される予定とのこと。


また、IoTデバイス接続規格のMatterのサポートをAndroidに組み込むことで、Matterに対応したスマートホームデバイスでもFast Pairを使えるようにする予定。そのほか、AcerやHP、IntelなどのPCメーカーと協力することによって、2022年内にWindows PC-Android間のFast Pairも実現させるという構想も明かされています。


◆スマートウォッチを使ったChromebookやAndroid端末のロック解除
Android端末でChromebookのロック解除を行うというシステムはすでに実現されていますが、新たに2021年に登場したスマートウォッチOS「Wear OS 3」にChromebookとAndroid端末のロックを解除するという機能を実装します。なお、この機能は発表から数カ月以内に実装される予定ですが、発表時点でWear OS 3で動作するスマートウォッチはSamsungの「Galaxy Watch 4」のみとのことです。


◆車の「デジタルキー」貸し出し
Googleは2021年にGoogle Pixel 6/6 ProおよびSamsung Galaxy S21を互換性のあるBMW車両の「キー」として利用できるという機能を発表していました。今回の発表では新たに、このキーを友人や家族に対して安全かつリモートに「貸し出す」ことができるようになると明かされました。この機能は2022年中に実現する見込みです。


◆ヘッドホンの「必要に応じて接続先を自動で切り替える機能」
例えばAndroidタブレットで映画を視聴中にスマートフォンに電話が掛かってきた場合、映画の再生を一時停止しつつタブレット側との接続を解除&スマートフォンに接続して通話を開始し、そして通話が終了したらまたデバイスを切り替えて映画側の一時停止を解除する……というように、必要に応じて接続先を自動で切り替える機能が数カ月中に一部のBluetooth対応ヘッドホンに実装される予定です。


◆Chromecast対応デバイスの拡大
Wi-Fiを経由してスマートフォン・タブレット・PCなどで表示している動画や音楽をテレビやスマートスピーカーで再生できるというのがChromecastです。GoogleはChromecastがビルドインされたタイプのデバイスがより多くのブランドから登場するとしており、中でもオーディオブランドのBoseに関してはBose製の全スマートスピーカーと全サウンドバーにChromecastが導入されるとのことです。

◆「Phone Hub」の強化
Phone HubはChrome OSに搭載されているAndroid端末との連携機能です。発表時点でもPhone HubによってChromebookからサイレントモードの切り替え、着信音のオフなどを実行できますが、2022年中に「ChromebookからAndroid端末のチャットアプリを操作する機能」が実装される見込みです。


◆Googleアシスタントを使った車の暖気やロック解除
発表から数カ月以内に、Googleアシスタントを使ってリモートで車の暖気やロック解除を行えるようになります。この機能はまずボルボ・カーズの車両に先行投入される予定で、順次搭載車両を増やしていく予定とのことです。

Volvo Cars - Google Remote Vehicle Actions Demo Video - YouTube

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Googleが革新的なARデバイス向けの「拡張現実OS」の開発に着手したことが明らかに - GIGAZINE

Googleがついに自社開発のスマートウォッチを2022年にリリースか - GIGAZINE

Googleが「名前の分からないアレの修理方法」が一発で分かる新機能など検索エンジンの大幅パワーアップを発表 - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1k_iy

You can read the machine translated English article here.