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Starlinkのパラボラアンテナに猫が集まりまくる現象が確認される


イーロン・マスク氏がCEOを務めるSpaceXは多数の人工衛星を用いて衛星インターネットアクセスを可能にする「Starlink」を提供しています。すでに世界20カ国で14万以上の顧客を持つStarlinkですが、技術的な課題も多く、その1つとして「パラボラアンテナに猫が集まってくる」ことが報告されました。

Elon Musk’s Starlink Internet Dishes Are Attracting Cats
https://futurism.com/the-byte/starlink-dishes-cats

SpaceX Starlink Dish 'Snow Melt Mode' Warmth Attracts Cats
https://www.tesmanian.com/blogs/tesmanian-blog/starlink-cats

SpaceXはロケット開発を始めとする宇宙輸送ビジネスのほか、衛星インターネットアクセスの提供も行っています。世界にはまだインターネットが普及していない場所が多くあり、アメリカですら地方のインターネット環境は劣悪と言われています。人工衛星を用いたインターネットサービス・Starlinkは、このような場所を含め、世界中にインターネットを提供できる革新的なサービスになる可能性がありますが、一方で専用アンテナが設置場所を選ぶ点など課題が多いことも指摘されてきました

そんなStarlinkのパラボラアンテナについて、アーロン・テイラー氏が1つの課題とも言える状況をTwitterに投稿。ツイートには「猫がパラボラアンテナについて『寒い日でもここは温かい』と認識するまで、Starlinkはすばらしい仕事をしました」と書かれています。

Starlink works great until the cats find out that the dish gives off a little heat on cold days. pic.twitter.com/uyH3Kbqrie

— Aaron Taylor (@Tippen22)


2020年、Starlinkのパラボラアンテナには雪が積もって信号が減衰するのを防ぐ「Snow Melt Mode(雪解けモード)」が導入されました。これはパラボラアンテナが温度を検出して必要な時には端末の加熱を行うという機能。アーロン氏は暖房付きの猫ハウスを用意しているそうですが、猫たちはマイナス25度の中、ほのかに加熱されたStarlinkのアンテナの上に居座ることを決めたとのことです。

実際にStarlinkのパラボラアンテナを持っている人がサーマルカメラで温度をチェックしたところ、反射器の上だけではなく、裏面や、その下まで温かくなることが確認されました。このため、Starlinkのパラボラアンテナの周囲には動物が寄ってくる可能性があると考えられています。

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in ネットサービス,   ハードウェア,   生き物, Posted by darkhorse_log

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