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無料でウェブサイトの変化を自動チェックし通知で教えてくれるセルフホスト可能な監視ツール「changedetection.io」はどんなツールなのかレビュー


ウェブページの更新チェックは、毎日1回だけならブラウザを開いて確認すれば済みます。しかしチェックする対象が増えていくにつれ、手動確認はどんどん大変になってしまいます。「changedetection.io」はウェブページの内容を定期的に取得し、前回取得した内容との差分を検出して通知してくれるウェブページ変更検知ツールです。

Website change detection, monitoring, alerts, notifications, restock alerts | changedetection.io
https://changedetection.io/


GitHub - dgtlmoon/changedetection.io · GitHub
https://github.com/dgtlmoon/changedetection.io


更新を通知する仕組みといえば「RSSリーダー」が思い浮かびますが、RSSリーダーはウェブサイト側が配信しているRSSフィードを読む仕組みです。そのためRSSフィードが用意されていないページは監視できず、RSSフィードに本文の一部しか流れないページでは更新内容を十分に把握できない場合があります。商品価格や在庫表示のようにRSSへ載らない情報は追いにくいという弱点もあります。


一方でchangedetection.ioは指定したウェブページそのものを取得して差分を比較するため、RSSが用意されていないページでも監視対象にできます。

公式GitHubではchangedetection.ioについて価格の変更やページ本文の更新、条件に一致した表示内容の変化などを追跡する用途に向いていると説明されています。たとえば「在庫なし」表示が消えたタイミングや、「新バージョン公開」の文言が追加された瞬間に通知を送ることが可能というわけ。

通知の送信先は「Discord」「Slack」「LINE」「X/旧Twitter」「BlueSky」「Telegram」「Googleチャット」「Matrix」「Microsoft Teams」「Misskey」「Signal」「SynologyChat」「Zoom」「メール」「Webhook」「SMS」「Windows・MacOS・Linuxのデスクトップ通知」などが選択できるとのこと。通知の送信にはAppriseというライブラリが使用されており、100種類以上のサービスに対応していると述べられています。


changedetection.ioでは監視したいURLを登録して取得間隔や通知先を設定すると、ウェブページが定期的に取得され、変更があった場合には変更前と変更後の差分を画面で確認できます。通知先にも変更内容を送信可能で、単に「更新されました」と通知されるだけではなく「どの部分が増えたのか」「どの部分が消えたのか」を後から追える点が便利です。


changedetection.ioではさらに、監視対象ページ内の一部だけを指定して検知したり、特定の文字列が現れた場合だけ通知したり、不要なテキストを無視したりできます。公式GitHubではCSSセレクターやXPath、JSONPath、jqを使った対象範囲の指定、正規表現を使ったフィルター、PDFファイルのテキスト変更監視などが機能として紹介されています。またビジュアルセレクターという機能を使用すると、ウェブページ上の監視したい要素を画面上で簡単に選択できます。


代表的な活用例として「価格変更の監視」が公式で紹介されています。商品価格の部分だけを監視することで、価格変更や再入荷を通知するというシンプルな使い方だけでなく、上限価格や下限価格、価格変動率などを使った通知も可能になるとのこと。

なお、JavaScriptで描画される情報に関しては通常のHTTP取得方式では目的の文字列を取得できない場合があります。その場合でもブラウザ操作を自動化するツールの「Playwright」と合わせて使うことでJavaScriptを実行した後のページを取得可能。

ログインが必要なページも扱うことができます。changedetection.ioにはブラウザ操作ステップがあり、テキスト入力やボタンのクリック、Cookieの同意、検索条件の入力、ログインのような操作をテキストの取得前に実行できるとのこと。ただしログインが必要なページを監視する場合、changedetection.io側でIDやパスワード、ログイン後のCookieなどを扱う必要があります。「アカウント情報を保存してよい環境か」「二段階認証で途中停止しないか」「監視対象サイトの利用規約に反しないか」などに注意が必要です。


セルフホストできる点もchangedetection.ioの大きな特徴で、ローカルPCだけでなくVPSや自宅サーバー、NASなどで自分用の監視環境を構築できます。Dockerを使う場合は、changedetection.ioのコンテナを起動するだけで専用のウェブ管理画面が利用可能になるとのこと。起動後はブラウザで指定したアドレスへアクセスし、監視したいURLの登録や通知設定を画面から操作できます。

セルフホストすることで、監視したいURLの一覧や通知設定を自分の環境で管理でき、社内向けページや公開前の検証ページ、個人的に追っている購入候補リストなど、外部サービスへ登録したくないURLを扱いやすくなります。

次の記事では、Dockerを使ってchangedetection.ioを実際にセットアップし、ウェブページの変化を監視してみます。

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