レビュー

無料でマークダウン形式から印刷品質のPDFファイルを日本語組版で作成できる「pfpdf」


日本語自動翻訳の「PLaMo翻訳」で知られるPreferred Networkが、Markdown から日本語のPDF文書を生成するCLIツール「pfpdf」をオープンソースとして公開しました。pfpdfを使うことで、「文書の中身をMarkdownとGitで管理し、配布用のPDFはコマンド一つで作り直す」というワークフローを実現できます。

MarkdownからきれいなPDFを作るCLIツールpfpdfを公開しました|株式会社Preferred Networks
https://www.preferred.jp/ja/blog/tech/1798

pfpdf — Markdown から、印刷品質の PDF へ
https://pfpdf.preferred.tech/ja/


pfpdfを利用するにはNode.jsのインストールが必要です。PowerShellを開き、以下のコマンドを入力します。

winget install OpenJS.NodeJS.LTS


Node.jsのインストールが終了したらPowershellを再起動し、mdファイルを保存しているフォルダに移動します。そして、以下のコマンドを実行すればOK。コマンドでは--inputに変換元ファイル、--outputに出力先ファイル、--titleにPDFのタイトルを指定しています。

npx @pfnet-research/pfpdf@latest --input sample.md --output sample.pdf --title "pfpdf動作テスト"


初回実行時はパッケージのインストールを確認されるので、「y」を入力して承認します。なお、pfpdfはPDFレンダリング用にChromiumを自動的にダウンロードします。2回目以降の実行ではキャッシュされたブラウザが使用され、数式やコードハイライトなどの組み込み機能のみを利用するドキュメントであれば、オフラインで変換可能です。


処理が終わると、PDFファイルが生成されています。


サンプルのmdファイルをPDF形式に変換した結果はこんな感じ。数式も問題なく表示され、リンクも埋め込まれています。


pfpdfではコマンドで複数のmdファイルを連結することができるほか、--templateで7種類のデザインテンプレートから選択して適用することが可能。デザインテンプレートは公式サイトのテンプレートギャラリーでチェックできます。

開発したPreferred Networkのエンジニアであるいもすこと今城健太郎氏は「昨今LLMやコーディングエージェントが大きく進化し文書を気軽に書けるようになり、Google DocsやWordで文章を書くよりもMarkdownで書いた方が都合が良いことが増えつつあります。一方でMarkdownは決まったレンダリングツールがなく、そのまま顧客やユーザに提供するわけにはいきません」と述べています。

なお、pfpdfのソースコードを含むリポジトリはGitHubにホストされています。

pfnet-research/pfpdf: PDF typesetting tool for Markdown files
https://github.com/pfnet-research/pfpdf

・関連記事
無料でファイル・メモ共有ができ日本語化済みの「SkySend」、有効期限や最大ダウンロード数で自動削除設定でき、エンドツーエンド暗号化をサポートしてオープンソースでセルフホスト可能 - GIGAZINE

マークダウンっぽい記法で予定表を書ける「Markwhen」レビュー、VS CodeやObsidian向けの拡張機能もあり - GIGAZINE

ローカルやOpenAIのモデルを使ってAIの力を借りながらメモを作成できるアプリ「Reor」を使ってみた - GIGAZINE

コード開発と同じようにしてドキュメントが作成できるJetBrains製「Writerside」を使ってみた - GIGAZINE

Gitを利用してブログ・サイトのバージョンを管理できる開発者向けのヘッドレスCMS「TinaCMS」を使ってみた - GIGAZINE

in ソフトウェア,   レビュー, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article 'pfpdf' is a free service that allows yo….