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巨大暗号資産取引所「Binance」の企業価値は30兆円超えだと元幹部が発言


2017年に設立された暗号資産取引所「Binance」は4年間で急速な成長を遂げ、世界最大の暗号資産取引所として君臨しています。このBinanceの企業価値は最大3000億ドル(約34兆2000億円)規模だとする元幹部の発言など、Binanceに関するレポートを海外紙のウォール・ストリート・ジャーナルが報告しています。

$76 Billion a Day: How Binance Became the World’s Biggest Crypto Exchange - WSJ
https://www.wsj.com/articles/binance-became-the-biggest-cryptocurrency-exchange-without-licenses-or-headquarters-thats-coming-to-an-end-11636640029


データ分析企業のCryptoCompareによると、Binanceの取引量は760億ドル(約8兆7000億円)相当で、競合他社4社を合計したものより多いとのこと。

しかし、Binanceに対する当局の規制は強く、イギリスの金融行動監視機構(FCA)は、Binanceを「効果的に監督することができない」と判断して国内での事業を禁止しています。また、日本の金融庁も「無登録で暗号資産交換業を行っていた」と警告を発しているなど、巨大な取引所に成長したBinanceは各国の金融規制当局からマークされています。ウォール・ストリート・ジャーナルは「Binanceは世界で最も金融規制上の注目を集めている取引所の1つである」と指摘しています。

Binanceの創設者兼CEOであるチャンポン・ジャオ氏は、「適切なライセンスの取得を含めて、運営は規制当局の基準に合わせる必要があります」と述べ、違法な資金の流れを防ぐためにユーザーIDチェックを義務づけるといった規制当局と手を取り合う姿勢を見せています。Binanceは「私たちは非常に合法的なビジネスを運営しています。世界各国の規制当局に従って協力的なアプローチを取り、コンプライアンスの義務を真剣に受け止めています」と述べています。


ただし、ウォール・ストリート・ジャーナルは「Binanceの所在地が固定されていないため、どの国の当局が監督責任を負うのかが定まっていない問題がある」と指摘しています。Binanceの親会社であるBinance Holdingsはケイマン諸島に設立されましたが、ケイマン諸島では取引所として登録されておらず、実際の本拠地は不明とされています。

Binanceの規制上の問題にもかかわらず、Binanceは成長を続けています。CryptoCompareによると、2021年9月のスポット取引量は前月から10%増加し、15か月連続で月間スポット取引量を更新し続けているとのこと。ウォール・ストリート・ジャーナルは「Binanceの元幹部は、Binanceが株式公開を果たした場合、その価値は3000億ドルに上ると考えている」と伝えています。ジャオ氏は「より穏やかな成長ペースを目指したい。他の取引所を少し大きくして、ユーザー間で負荷を分散できるようにしたい」と述べたとのことです。

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in Posted by log1p_kr

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