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AmazonがOpenAIに約100億ドルの投資を協議中と情報筋が語る


AmazonがOpenAIに100億ドル(約1兆5600億円)以上を投資する交渉を進めていると、テクノロジー系メディアのThe Informationが報じました。OpenAIはAmazon Web Services(AWS)からサーバーを借りる契約を履行できる見込みです。

OpenAI in Talks to Raise At Least $10 Billion From Amazon and Use Its AI Chips — The Information
https://www.theinformation.com/articles/openai-talks-raise-least-10-billion-amazon-use-ai-chips

Amazon in talks to invest about $10 billion in OpenAI, source says | Reuters
https://www.reuters.com/business/retail-consumer/openai-talks-raise-least-10-billion-amazon-use-its-ai-chips-information-reports-2025-12-17/

2025年11月、OpenAIはAWSを380億ドル(約5兆9200億円)で7年間利用する契約をAmazonと結んだことを明らかにしました。

OpenAIとAmazonが7年間で380億ドルの戦略的パートナーシップ契約を締結 - GIGAZINE


その後新たに、協議に詳しい3人の関係者からの情報として、AmazonがOpenAIに100億ドル以上を投資する交渉を進めていると報じられました。協議中の契約の一環として、OpenAIはAmazonのAIトレーニング用チップ「Trainium」を採用する計画を進めているとのことです。

OpenAI株式の約27%を保有するMicrosoftが独占販売権を確保しているため、AmazonはOpenAIモデルを自社のクラウド顧客に販売することはできません。そのため、AmazonとOpenAIは他の分野における商取引提携の可能性についても協議しており、例えばChatGPTをショッピング向けに発展させて小売業者から紹介手数料を受け取るようなビジネスについて話し合っているとのこと。


今回のAmazonとOpenAIの契約が、そうしたChatGPTの機能や、Amazonが自社アプリ向けに開発中のAI搭載ショッピング機能に関連する取り決めを含むかは不明。OpenAIはまた、ChatGPTの企業向けバージョンをAmazonに販売したい意向だと関係者は述べたそうです。

また関係者は、「OpenAIが株式を従来型株式に転換する企業再編を完了した10月頃にAmazonとの協議が始まった」と説明しました。この再編によりOpenAIは将来的に上場が可能となっています。OpenAIは今後4年間でサーバーや人材開発に1000億ドル(約15兆5800億円)以上を消費すると予測しており、さらなる資金が必要とされていて、新規株式公開を行う可能性があるとThe Informationは伝えました。

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OpenAIが2025年にOracleやNVIDIAとも契約を結んでいますが、依然として赤字が続いているとの指摘もあります。

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in メモ, Posted by log1p_kr

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