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写真の「空」や「人物」だけを一瞬で選択して画像加工を高速化する「Photoshop Lightroom」新機能


時間がかかる「被写体を選択」と「空を選択」をワンタップで実行できるツールが「Adobe Photoshop Lightroom」に新たに搭載されました。Adobeが年に一度行うクリエイターの祭典「Adobe MAX 2021」のKeynoteでは、これらの機能がどう使えるのかが公開されています。

Adobe MAX 2021 | The Creativity Conference
https://www.adobe.com/max.html

◆Photoshop Lightroom
Lightroomでは、クリエイターがよく行う手間がかかる作業の代表例「空の加工」が「空を選択」という機能で簡単になりました。たとえば、冬の山の画像を加工しようとするとき。


空を選択せずに暗さを変えると、画面全体が暗くなってしまい、イメージと違うものが出来上がってしまいます。


「空を選択」機能を使うと……


AIの力で一瞬にして、以下のように空と、空以外のエリアを分けることが可能。


この状態で、空だけに明るさや暗さ、コントラストなどの変更を適用させることができます。


今度は被写体である山の部分だけを選択して……


加工を適用します。画像加工でクリエイターが重視する部分は色調・コントラスト・明るさなどの調整であって、「被写体の選択」はいわば「ノンクリエイティブ」の部分。このようなノンクリエイティブの部分をAIにやってもらうことで作業を高速化するわけです。


また、以下のような人物の画像においても……


ボタン1つで被写体と背景を分離して、被写体にマスクをかけます。


すると背景色を自由に変更可能に。


また、非常に精細なオブジェクト選択が可能なのもポイント。色を変更しきれない細かな場所は……


後から修正可能です。


・つづき
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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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