使用済み油を燃料に変換するシステムが開発される

台湾の研究チームが、使用済みの食用油を発電機やディーゼル機器向けのバイオディーゼルに変換できるシステムを開発しました。機器全体がバックパックに収まるほど小型な点が特徴です。
台大首創螺旋線圈分離技術 能源界咖啡機製生質柴油 | 生活 | 中央社CNA
https://www.cna.com.tw/news/ahel/202604030039.aspx

Taiwan-led team develops backpack-sized system that turns used oil into fuel | Taiwan News | Apr. 3, 2026 15:33
https://www.taiwannews.com.tw/news/6334213
台湾大学の蔣雅郁(チャン・ヤユ)氏によると、植物油や食用油からバイオディーゼルを生産するには通常、大型で複雑な設備と大量の水が必要になるとのこと。特に精製した粘度の高い液体と廃水を分離する工程が最大の障害で、小型化のボトルネックになっていました。
そこで、チャン氏らは極細の空間で化学反応を行う装置「マイクロリアクター」を使用することで、この課題を克服しました
作成された装置はバックパックに収まるほど小さいことが特徴です。バイオディーゼルを収集する際の効率は最大91.14%と高く、品質は国家基準を上回っていたとのことです。

この成果は「エネルギー界のコンビニコーヒーマシン」と称され、国際的なトップジャーナルの表紙を飾りました。
バイオディーゼルは動物性または植物性の天然油から化学的なプロセスを経て作られる燃料で、従来の石油系ディーゼルと比べて有害な排出物を大幅に削減します。使用済み食用油など身近なものを手軽にバイオディーゼルへ変換できるようになれば、お祭りの屋台で使ったり、医療センターなど緊急の電力バックアップが必要な場所で活用できたりする可能性があります。
チャン氏らは台湾最大の国有エネルギー企業である台湾中油と商用化に向けて協力しているとのことです。チャン氏は台湾の地政学的な側面に触れ、「自然災害や紛争によって供給が途絶する可能性があることを踏まえ、エネルギーの確保が台湾にとって大きな課題です」と強調しました。
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in サイエンス, Posted by log1p_kr
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