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ロールス・ロイスが2030年までに製品をすべて電気自動車にすることを表明


ロールス・ロイスが、初の「完全電動モーターカー」である「スペクター」の発表に合わせて、2030年までに自社製自動車をすべて電気自動車にする方針を明らかにしました。

A PROPHECY FULFILLED, A PROMISE KEPT, A REMARKABLE UNDERTAKING UNDERWAY. ROLLS-ROYCE MOTOR CARS ANNOUNCES FIRST FULLY ELECTRIC CAR
https://www.press.rolls-roycemotorcars.com/rolls-royce-motor-cars-pressclub/article/detail/T0346152EN/a-prophecy-fulfilled-a-promise-kept-a-remarkable-undertaking-underway-rolls-royce-motor-cars-announces-first-fully-electric-car


ROLLS-ROYCE AND ELECTRIC POWER: A PROPHECY, A PROMISE AND AN UNDERTAKING
https://www.press.rolls-roycemotorcars.com/rolls-royce-motor-cars-pressclub/article/detail/T0345592EN/rolls-royce-and-electric-power:-a-prophecy-a-promise-and-an-undertaking

ロールス・ロイスは、初の「完全電気自動車」である「スペクター」の路上走行テストをまもなく開始予定で、2023年第4四半期に市場に投入予定であることを発表しました。


ロールス・ロイスでは電気駆動の研究を重ね、2011年に「102EX」、2016年に「103EX」を発表しており、10年越しでの量産化実現といえます。

しかし、さかのぼると、共同創業者であるサー・ヘンリー・ロイスは「電化」に魅了され、発電機や電動クレーンモーターなどを作るF.H.ロイスカンパニーを最初に作っていたほか、同じく共同創業者のチャールズ・ロールズは1900年4月に初期の電気自動車「コロンビア」に試乗して感銘を受け「電気駆動が理想的です」と述べたというエピソードがあり、完全な電気自動車の量産・商用化はロールス・ロイスという会社の大目標であったともいえます。

今回、ロールス・ロイスは「スペクター」の発表に合わせて、2030年までに自社製品すべてを電気自動車にすること、内燃機関の製造・販売をやめることを表明しています。

ロールス・ロイスのCEO、Torsten Müller-Ötvös氏は「「スペクター」はチャールズ・ロールズの予言が実現したものです。ロールス・ロイス・モーター・カーズを代表してなされた約束は果たされました。いま、我々は注目すべき事業を始めます。私は、世界で最も進歩的で影響力のある女性と男性を、輝かしい、電動化された未来へと導き続けることを誇りに思います」とコメントしました。

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in 乗り物, Posted by logc_nt

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