メモ

藤井聡太二冠が叡王戦に勝利し史上最年少三冠を達成


2021年7月25日(日)に始まった豊島将之叡王と挑戦者・藤井聡太王位・棋聖の第6期叡王戦五番勝負は、両者が2勝した五分の状態で2021/09/13(月)に最終局が行われ、111手で藤井聡太王位・棋聖が勝利し、叡王を獲得しました。藤井二冠は羽生善治九段の作った記録を28年ぶりに更新して、史上最年少となる19歳1カ月での三冠達成となりました。

叡王戦中継サイト
http://live.shogi.or.jp/eiou/

第6期 叡王戦 | 株式会社不二家
https://www.fujiya-peko.co.jp/eiou/

本局は振り駒により、挑戦者・藤井二冠が先手となりました。

叡王戦中継ブログ : 対局開始
https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2021/09/post-75cb.html

戦型は相掛かり。多くの棋士は対局ごとに作戦を決めて投入することが多いのですが、藤井二冠は同じ戦型を続けて選択することが多く、2021年は相掛かりの採用率が高くなっています。

叡王戦中継ブログ : 意欲的な腰掛け銀
https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2021/09/post-8eaa.html

叡王戦はお互いに持ち時間が5時間ありますが、本局ではお互いの持ち時間が残り1時間を切ってもなお中盤戦が続く戦いに。

叡王戦中継ブログ : 濃密な中盤戦
https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2021/09/post-5fe3.html

先に持ち時間を使い切ったのは豊島叡王。形勢は「この一手が決め手」というものはないものの、じわじわと藤井二冠有利に。

叡王戦中継ブログ : 豊島叡王が秒読みに入る
https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2021/09/post-f539.html

終盤は、藤井二冠が▲9七桂と跳ねた手が絶妙で、豊島叡王の玉が追い詰められていく形となり、111手目の▲6一銀を受けて、豊島叡王が投了。藤井二冠の勝利となりました。藤井二冠は19歳1カ月と、最年少での三冠獲得となりました。なお、以前の記録は1992年に羽生善治王座・棋王が竜王を獲得した時の22歳3カ月でした。

叡王戦中継ブログ : 藤井聡太王位・棋聖が叡王奪取 史上最年少三冠に
https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2021/09/post-79fd.html

藤井新叡王の初タイトル獲得は2020年の「棋聖」で、2021年に渡辺明名人の挑戦を退けて防衛に成功。棋聖のあとに「王位」も獲得していることから、「棋聖」防衛によりタイトル3期獲得となり、九段に昇段しています。


2021年の王位戦七番勝負には、今回叡王戦で戦った豊島将之竜王が挑戦者として登場。叡王戦と合わせて「十二番勝負」と話題を呼びました。この結果、王位戦は藤井王位が4勝1敗で防衛成功、叡王戦は藤井二冠が3勝2敗で叡王奪取と、豊島竜王にとっては厳しい結果となりました。

叡王戦中継ブログ : 「十二番勝負」の連戦
https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2021/09/post-74ef.html

なお、第34期竜王戦挑戦者決定戦で藤井二冠が永瀬拓矢王座を破っており、豊島竜王は叡王戦に続いて藤井二冠の挑戦を受けることになります。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
藤井聡太七段が棋聖戦に勝利し17歳11カ月で最年少タイトル獲得 - GIGAZINE

藤井聡太棋聖が王位戦に勝利し史上最年少で「二冠」達成 - GIGAZINE

藤井聡太棋聖が防衛に成功し史上最年少での九段昇段決定 - GIGAZINE

in メモ, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.