ソニーのハイエンドスマホ「Xperia 1 VIII」の発熱やバッテリーの持ちが気になったのでチェックしてみたよレビュー

ソニーが6月11日に発売したスマートフォン「Xperia 1 VIII」はQualcommが展開するスマートフォン向けの最上位プロセッサ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」をSoCに採用したハイエンドモデル。その性能を確かめるべくベンチマークを行う中で温度やバッテリーの持ちが気になったので、実際に検証してみました。
Xperia 1 VIII | Xperia(エクスペリア) | ソニー
https://www.sony.jp/xperia/products/xperia1m8/
Xperia 1 VIIIの外観や重量、純正専用ケースの使い心地については以下の記事にまとめています。
デザインが一新されたソニーのフラッグシップスマホ「Xperia 1 VIII」外観レビュー、黄金のOREテクスチャはどんな手触りなのか? - GIGAZINE

そしてベンチマークの結果をまとめたのが以下の記事。パフォーマンススコアは同じくSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載するOPPO Find X9 Proやvivo iQOO 15と並び、ハイエンドスマートフォンと呼ぶにふさわしい性能であることが示されました。
Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載する「Xperia 1 VIII」のベンチマーク結果まとめ、ソニー・Xperiaシリーズのフラッグシップモデルの性能はどれほどか? - GIGAZINE

ベンチマークで性能測定を行う際、Geekbench 6は5回行いました。CPUベンチマークの2回目と3回目はそれぞれ1回目の3分後と5分後に実行したのですが、1回目がシングルコア3000台前半・マルチコア9000台後半だったのが、2回目はシングルコア1875・マルチコア6468という結果。ガクッとパフォーマンススコアが落ちてしまいました。

さらに3回目はシングルコア2740・マルチコア6756という結果になり、1回目の3000台と比べるとスコアが落ちてしまいました。

20回連続で4K画質3Dレンダリングのベンチマークをループ実行し、ベンチマークや発熱状況を計測する3DMarkの「WILD LIFE STRESS TEST」を実行。

結果はこんな感じ。20回のループ実行のうち、フレームレートの最高と最低のかけ離れを示すStability(安定性)が54.1%。

パフォーマンススコアの推移を示すStress Testのグラフを見ると、1回目は24000だったのが徐々にパフォーマンススコアが下がり、6回目から16000前後を維持。最後に少し下がっています。全体のフレームレート変化を示すPerformance monitoringのグラフにも同様の傾向が見て取れました。

全体のフレームレート変化(オレンジ)と温度(茶色)を時間推移(横軸・秒)示すグラフ。温度は最初30℃をやや下回っていたのが徐々に上がっていっています。そして温度上昇に併せてフレームレートも下がっている印象。

というわけで3DMarkのWILD LIFE STRESS TESTを実行するXperia 1 VIIIを、赤外線カメラモジュールのHIKMICRO Mini2Plus V2で温度計測してみました。ベンチマーク実行環境は室温24℃・湿度50%。純正専用ケースは外して、裸の状態で測定しています。

ベンチマーク開始直前のXperia 1 VIII本体温度は最大で27.5℃でした。

そしてWILD LIFE STRESS TEST開始から1分、ループ実行1回目が終わった直後に温度を測定した結果がこれ。最高温度は39.5℃まで上がっています。最も温度が高いところは、おそらくSoCのSnapdragon 8 Elite Gen 5が搭載されている部分と思われます。

さらに7分後、だいたいループ実行8回目くらいの温度は45.7℃まで上がっています。

ループ実行13回目辺りで最高温度は48.7℃に。

さらにループ実行16回目、ベンチマーク開始から17分が経過した時点で最高温度は50℃を超えました。

ベンチマーク終了直後は49.1℃に。Xperia 1 VIII全体がかなり温かくなっていることがわかります。

ベンチマーク終了から5分ほど経過した状態を撮影。最高温度は36.7℃まで下がりました。WILD LIFE STRESS TESTはかなり負荷の高いベンチマークテストなので回し始めると一気に温度が上がり、手で持ってもかなり温かさを感じるレベルに到達しますが、温度が上がってからはパフォーマンスもある程度安定。放熱にも時間はかからないといった印象です。

なお、バッテリー残量100%の状態でWILD LIFE STRESS TESTを行った結果、終了後のバッテリー残量は82%でした。バッテリー残量の推移を示したグラフはこんな感じ。

Android版AnTuTu Benchmarkで高負荷なテストを45分間連続して行う「ストレス耐性テスト」を行った結果、終了時のバッテリー残量は81%。CPUパフォーマンスは45分間を通じてわずかに下がっているものの、おおむね50%前後で安定するという結果でした。

そこで、PCMark for Androidの「Work 3.0 battery life」でバッテリー残量が100%から20%になるまでにかかる時間を計測。Work 3.0 battery lifeはウェブブラウジング・動画編集・写真編集・ドキュメント編集・データ管理ソフトをループで実行するので、スマートフォンの一般的な使用によるバッテリー消費の目安になります。
結果は15時間36分でした。実際に使う場合は15時間も連続で酷使するわけではないので、1日使うには十分といえます。

モニタリングデータでは、バッテリー残量の推移(緑)がグラフで示されました。WILD LIFE STRESS TESTと異なり、一般的な使い方であれば長時間使っていてもパフォーマンス(オレンジ棒グラフ)は安定しており、温度(赤)も30℃前半を維持。バッテリー消費速度も一定です。

その後、USB-PD対応の充電アダプタとUSB Type-Cケーブルで充電を開始。バッテリーの充電をモニタリングできるアプリ「Battery One」でチェックしたところ、18%から100%まで充電するのにかかった時間は約1時間25分でした。

バッテリー残量のパーセンテージの推移グラフはこんな感じ。充電開始から1時間で80%前半までチャージできています。

充電中のセッション電流の推移グラフがこれ。バッテリーの充電状況に合わせてきっちり制御されているのがよくわかります。

次はXperia 1 VIIIでいろんな写真や動画を撮影してそのカメラ性能を見ていく予定なので、お楽しみに。
<つづく>
Xperia 1 VIIIは2026年6月11日(木)発売で、Amazon.co.jpでも注文可能。価格は最低構成のストレージ256GB・RAM12GBのモデルで税込23万5400円、最高構成のストレージ1024GB・RAM16GBのモデルで税込29万9200円でした。
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