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名作FPS「DOOM」を1989年発売の富士通製PC「FM TOWNS」用に移植した猛者が現る


偶然開いてしまった地獄へのゲートからやってくる地獄の住人たちを殺しまくって生き残るというゲーム「DOOM」は、当時まだ知名度の低かったFPSというジャンルを一躍有名にした存在であり、後発のFPSに多大な影響に与え、オンラインゲームの発展に寄与したとまでいわれる伝説的作品です。そんなDOOMを富士通が1989年に発売したパーソナルコンピューター「FM TOWNS」に移植したという猛者が登場しました。

富士通のパソコン「FM TOWNS」用にDOOMを移植した話 - 人生に疲れた男のblog
https://bcc.hatenablog.com/entry/2021/07/02/222319

DOOMを富士通のFM TOWNSに移植したのは、ブロガーのBCC氏。BCC氏が移植したFM TOWNS版DOOMがどんな感じなのかは、以下のムービーで閲覧できます。

DOOM for Fujitsu FM TOWNS (Japanese Old PC) - YouTube


BCC氏がムービー中でDOOMプレイに用いているのは、FM TOWNSのエミュレータ「津軽」と、FM TOWNS用互換BIOS。なお、エミュレータ「うんづ」でも起動を確認しているそうです。


実際に遊んでいるのは、オリジナルのDOOMに追加シナリオ「Thy Flesh Consumed」を収録した「The Ultimate DOOM」。ファイルを用意すればDOOM 2もプレイ可能とのこと。最大フレームレートは30fpsで、オリジナルのIBM PC版の35fpsより低め。


終了メッセージがFM TOWNS仕様になっているという趣向が凝らされています。


当該記事には、FM TOWNS用DOOMのROMだけでなく、FM TOWNSにDOOMを移植した経緯や、「なんで世界中のプログラマーが隙あらばDOOMを移植しているか」に関する回答などのさまざまな解説が掲載されており、DOOMファンやFM TOWNSファン必見。技術的な解説も行われているので、読むだけでも楽しめる内容になっています。

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in 動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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