レビュー

Appleの内部ツールからスタートした中毒性の高いワードゲームアプリ「Up Spell」


Appleで長らくヒューマンインターフェースデザイナーとして働き、iPhoneのキーボードを発明した人物でもあるKen Kocienda氏が開発したワードゲームアプリが「Up Spell」です。

Up Games - Have words with yourself.
https://upgames.dev/

Ken Kocienda’s 'Up Spell' appears to have started its life as an internal Apple tool for testing Game Center - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2021/05/31/ken-kociendas-up-spell-appears-to-have-started-its-life-as-an-internal-apple-tool-for-testing-game-center/

iOS向けのゲームアプリであるUp Spellは、App Storeで250円で配信されているので、実際にインストールしてプレイしてみました。

「Up Spell by Up Games」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/id1531758067


App StoreのUp Spellページにアクセスしたら、「¥250」をタップ。


インストールが完了したら「開く」をタップ。


初回起動時には以下のような画面が表示されるので、「OK」をタップ。


「PLAY」をタップするとゲームスタートです。


Up Spellのルールは簡単で、画面下部に並んでいるアルファベットをタップして英単語を作るだけでOK。アルファベットの下部に書かれた数字は、アルファベット使用時の得点を示します。


英単語を作成したら、画面中央をタップ。


すると得点が入ります。このケースだと「R」1点、「E」1点、「E」1点、「L」2点で合計5点。そこに「2×」が1つあるので点数を2倍して10点というわけです。いかに高得点のアルファベットや「2×」のアルファベットを使うかがハイスコアへの鍵です。


うまく英単語が作れない場合は画面右上のゴミ箱アイコンをタップすると、アルファベットカードが入れ替えられます。


プレイ時間は2分で、「GAME OVER(ゲームオーバー)」と表示された上に最終スコアが出てきます。


実際にUp Spellをプレイすると以下のムービーのようになります。

Appleの内部ツールから派生したワードゲーム「Up Spell」 - YouTube


このUp Spellと非常によく似たゲームアプリが、「Onword」です。Onwordは2010年に発売された第4世代iPod touchのプロトタイプに搭載されていたアプリで、Appleが同じく2010年にリリースしたオンラインサービスの「Game Center」と、そのAPIをテストするためにiPod touchのプロトタイプに搭載していたもの。

左がOnwordの画面で、右がUp Spellの画面。


なお、第4世代iPod touchのプロトタイプを入手したというYouTubeチャンネルのDankPodsが、実際にOnwordをプレイする様子をムービーで公開しています。Onwordをプレイする様子は以下のムービーの8分58秒あたりから確認できます。

I look at some Prototype iPods. - YouTube


9to5Macは「驚くべきことは、Onword/Up SpellがKocienda氏による独立したタイトルであるということです。Appleが社内開発用に作成したアプリが、正式なアプリとしてリリースされることはめったにありません。2つのアプリのユーザーインターフェースはほぼ同じであり、個人的には内部ツールが約10年後にApp Storeに登場することとなった経緯が知りたいところです」と記しています。

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in レビュー,   モバイル,   ソフトウェア,   動画,   ゲーム, Posted by logu_ii

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