自らの土地にビー玉を埋め続ける男性の目的とは?
ゲーム開発者向けイベントGDCの発足人でもあるゲームデザイナーのクリス・クロフォード氏は、自身の所有する土地に「ビー玉」を埋め続けているとのこと。なぜ、このような奇妙な行為を続けているのかを、自身のホームページで語っています。
Marbles | Interactive Storytelling Tools for Writers | Chris Crawford
http://www.erasmatazz.com/library/life-in-general/marbles.html
ある日、クロフォード氏は人類が滅亡した後の地球を描くテレビ番組「Life After People」を視聴したとのこと。その番組では、高速道路・橋・高層ビルといった建造物が人類滅亡後1000年以内に崩壊・侵食し、消え去ってしまうと予測されていました。
もしも地球上から突然全ての人間が消失したら世界はどうなるのか? - GIGAZINE
高速道路・橋・高層ビルの材料として使われる石材は、風・雨・雨に含まれる酸・紫外線などの物理的・化学的要因で小さな砂粒へと分割されます。砂粒は、ミミズなどの生物の体内で強い酸にさらされ、最終的に土壌の一部へと変化します。
しかし、「ガラスが、強酸性の薬品の保存容器として使われている」という事実から分かるように、ガラスの成分である二酸化ケイ素は、化学反応に対して強い耐性を持っています。
また、クロフォード氏は「規模の大きな橋ほど頑丈な素材が必要」ということを例に、「物体は、小さいほど強度が高くなる」と述べ、二酸化ケイ素を材料としている小さなビー玉は、「物理的にも化学的にも丈夫で、その形状を永遠に保つことができる」と主張。つまり、クロフォード氏はビー玉を約2フィート(約61cm)の穴に埋めることで、数万年後にビー玉が元の形状のまま地表に現れるようにしたわけです。
クロフォード氏は、「技術文明が滅んでから数万年後に、土が洗い流されてビー玉が地表に現れます。そのビー玉を、その時代の人類が発見し、『何のために作られたモノなのか』『どのように作られたモノなのか』といったことを考えることを願っています」と、ビー玉を埋め続ける理由を語っています。
・関連記事
人類滅亡後の地球はどうなるのかを描いた「Life After People」 - GIGAZINE
もしも地球上から突然全ての人間が消失したら世界はどうなるのか? - GIGAZINE
隕石の衝突で人類が滅亡する危険性はあるのか? - GIGAZINE
核兵器を使った戦争が起これば人類はどれくらい死ぬのか? - GIGAZINE
核戦争後に地球を支配するのはゴキブリなのか? - GIGAZINE
複数のギミックが連鎖してつながるピタゴラ装置風コースでビー玉がゴールを目指すムービー - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in メモ, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article What is the purpose of a man who keeps b….