Twitterがアプリ統合プラットフォームの「Reshuffle」を買収
既存のアプリケーションを組み合わせることでオリジナルアプリケーションを開発できるという統合プラットフォーム「Reshuffle」が、Twitterに買収されました。
Welcoming Reshuffle to the flock
https://blog.twitter.com/developer/en_us/topics/community/2021/welcome-reshuffle-to-twitter.html
Reshuffle is joining Twitter! https://t.co/BtHH498CsW
— Reshuffle (@ReshuffleHQ) March 23, 2021
「Reshuffle」はバックエンドの知識がなくてもアプリケーションをフルスタックで開発できるというプラットフォーム。テンプレートとして用意されているアプリケーションのソースコードをReactを使って書き換えながらカスタマイズし、最終的に納得のいくものが完成したらダウンロードするだけで、アプリ開発が可能となります。
re・shuffle
https://www.reshuffle.com/
そんなReshuffleをTwitterが買収したと発表しました。TwitterはReshuffleを買収した理由について、「TwitterはAPIを通じて何百万もの開発者をサポートしており、プラットフォームは信じられないほどの価値と革新をもたらす開発者コミュニティとなっています。私たちはTwitterのAPIを新たに改善すると同時に、開発者のエクスペリエンスをさらに向上させることに取り組んでおり、開発者が我々と一緒に成長するためのより迅速かつ簡単な方法を作成してきました。これらの取り組みを加速させるために、ReshuffleをTwitterに歓迎します」と説明しています。
Twitterの買収により、Reshuffleの開発チームはTwitterの開発者プラットフォームチームに加わることとなります。今後、Reshuffleの開発チームは製品・エンジニアリング・開発者の相互関係の主要部分に焦点を当てながら、多様で革新的な開発者向けのエコシステムをより適切にサポートしていくために、Twitterの新しいAPIを構築していくこととなるとのこと。
Twitterは2020年8月にサードパーティ向け新API「Twitter API v2」をリリースして以来、開発者のニーズに合わせてより柔軟でスケーラブルな方法で新機能を提供してきました。これにより開発者はTwitter上でのツイートを分析することが可能になり、非表示の返信やツイートのアノテーションなどがAPIで新しく扱えるようになっています。
Twitterがサードパーティ向け新API「Twitter API v2」をリリース、これまで3分割されていたAPIが統合され面倒な移行が不要に - GIGAZINE
なお、今回の買収によりReshuffleの商用版は終了することとなりますが、開発者コミュニティ向けにオープンソース版が提供され続けるとのことです。
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