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Appleが6G(第6世代移動通信システム)技術開発のための人材募集を開始


iPhoneシリーズとして初めて第5世代移動通信システム(5G)に対応した「iPhone 12」を2020年に発売したばかりのAppleが、早くも次の世代である「6G」の技術開発のための求人を行っていることがわかりました。

Apple (AAPL) Hiring Engineers to Develop 6G Wireless - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-02-18/apple-hiring-engineers-to-develop-6g-wireless

この情報はニュースサイト・Bloombergが報じたもの。Appleがどういった求人を行っているのかは公式サイトで確認できるため調べたところ、2021年2月17日(水)付けで5G・6G向けの技術開発を行う人材を募集していました。

以下の2件が該当するもの。内容としては同じで、勤務地がサンタ・クララ・バレー(クパチーノ)かサンディエゴかという違いです。

Wireless Research Systems Engineer – 5G/6G - 採用情報 (日本)
https://jobs.apple.com/ja-jp/details/200223581/wireless-research-systems-engineer-5g-6g


Wireless Research Systems Engineer – 5G/6G - 採用情報 (日本)
https://jobs.apple.com/ja-jp/details/200223684/wireless-research-systems-engineer-5g-6g

Appleはこの求人で「私たちと一緒に、次世代の画期的な無線アクセスネットワーク(RAN)のシステム設計を実現しましょう」と呼びかけています。


役割としては「今後10年間で、次世代の破壊的なアクセス技術を創出する最先端の研究グループの中心」に配属され、システムレベルのコンセプトの定義、革新的なアイデアやアルゴリズムの提案と研究、複雑なシステムシミュレーションの実行、アイデアを証明するためのラピッドプロトタイピングプラットフォームの定義、RANプロトコルや次世代(6G)セルラーシステムの仕様策定に取り組むものだとのこと。

6Gの国際標準規格は未策定ですが、すでにアメリカと中国のあいだで開発競争が始まっていることが報じられています。

アメリカと中国はすでに6Gの覇権をかけて争っている - GIGAZINE


なお、6Gの導入は、これまでの流れから2030年代になるとみられています。

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in モバイル, Posted by logc_nt

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