Googleマップで駐車場代や公共交通機関の運賃の支払いが可能に
Googleが2021年2月17日に、同社の地図アプリであるGoogleマップに「駐車料金や公共交通機関の運賃の支払いが可能になる機能」を追加したことを発表しました。
All aboard: More ways to pay for parking and transit
https://blog.google/products/maps/more-ways-pay-parking-and-transit/
Googleマップの新たな支払い機能は、交通料金のモバイル決済サービスであるPassportとParkMobileとの統合により実現しました。
GoogleマップのプロダクトマネージャーであるVishal Dutta氏とGoogle PayのプロダクトマネージャーであるFausto Araujo氏は、「近年に入り、多くの人が手指消毒を徹底し、公共の表面にできるだけ触れないようにしています」と述べて、多くの人が手を触れるパーキングメーターを操作することなく、駐車場の料金を支払うことができるようになったことを強調しています。
実際にGoogleマップで駐車料金を支払うには、目的地近くの『Pay for Parking(駐車料金を支払う)』ボタンをタップしてから……
メーター番号を入力します。
次に、駐める車を選択して……
駐車する予定の時間を設定すればOK。
あとはGoogle Payで駐車料金を支払うだけです。
「あと何分駐車していられるのか?」はいつでもアプリから確認可能。下部にあるボタンから時間の延長もできます。
駐車料金を支払えるだけでなく、Googleマップの乗換案内から公共交通機関の運賃を支払うことも可能になります。
Googleマップでの駐車料金支払い機能はアメリカの400以上の都市を対象に、Android版のGoogleマップでは2月17日から利用可能で、iOS版のGoogleマップにも近日中に実装される予定とのこと。また、公共交通機関の運賃支払い機能は、Android版向けに今後数週間以内に世界の80以上の交通機関を対象としてサービスが開始される予定です。
記事作成時点では、アメリカ以外でサービスが展開されるかは不明ですが、こうした機能は日本のGoogleマップに反映されることも多いので、近い将来日本でもGoogleマップから駐車料金や運賃の支払いができるようになるかもしれません。
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