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議事堂が襲撃された時SNS「Parler」で投稿されていたムービー500本以上が公開中


「強力なプライバシー保護」と「言論の自由」を重視したSNS・ParlerはTwitterやFacebookのようにモデレーションが行われないことからドナルド・トランプ氏の支持者から人気を集めましたが、2021年1月に起こった連邦議会議事堂の襲撃を促進したという理由から、Apple・Google・Amazonを始めとするプラットフォームから排除され、サービスが完全に停止しました。サービス停止により当時Parlerにどのようなコンテンツが投稿されていたのかがわからなくなりましたが、非営利・独立系のニュースメディアであるProPublicaは「Parlerがオフラインになる前にコンテンツをアーカイブした」とのこと。襲撃事件が起こった1月6日、Parlerでどのようなムービーが公開されたのかを示す、500本以上のムービーを公開しています。

What Parler Saw During the Attack on the Capitol | ProPublica
https://projects.propublica.org/parler-capitol-videos/

上記URLにアクセスすると、こんな感じの画面が表示されます。ムービーは場所・時間を指定することができ、タイムラインの下に時系列順でムービーが並んでいます。


場所は「D.C.周辺」「議事堂近く」「議事堂内」を指定することが可能で、タイムラインでは1月6日12時から18時までの任意の時間にあわせることができます。


例えば「議事堂近く」をクリックすると、タイムラインの表示も「議事堂近く」のムービーのみになり、一番最初に投稿された「議事堂近く」のムービーが再生されました。まだ早い時間なので閑散としていますが……


15時を超えたあたりをクリックすると、議事堂周囲に人が密集している様子が映し出されました。


さらに「議事堂内」をクリックすると、議事堂内で撮影された最初のムービーが再生されだします。ちょうど窓を破壊し人が侵入するシーンでした。


時間を進めると警察が出動している様子が映し出されます。


またProPublicaはParlerに投稿されたコンテンツのGPS情報から、撮影されたムービーを場所ごとに配置したマップも公開中です。

US Capitol Attack Video Map
https://thepatr10t.github.io/yall-Qaeda/

マップに表示されたピンをクリックすると……


その場所で撮影されたムービーを見ることができます。これにより、どの場所がどれくらい密集していたのか、どのように襲撃が行われたのかといった地理的状況がわかりやすくなっていました。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   ウェブアプリ,   動画, Posted by darkhorse_log

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