無料でゆるいコミュニケーションを楽しみながら不思議な世界を縦横無尽に飛び回る「Sky 星を紡ぐ子どもたち」プレイレビュー

不思議に満ちた世界を縦横無尽に飛び回りながら探検する無料のアドベンチャーゲームが「Sky 星を紡ぐ子どもたち」です。「風ノ旅ビト」や「Flower」といったゲームの制作を担当してきたThatgamecompanyによって開発され、Google Play ベスト オブ 2020でインディーゲーム部門の大賞を獲得した今作を実際にプレイしてみました。

Sky 星を紡ぐ子どもたち - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tgc.sky.android

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」はAndroid版とiOS版がリリースされていますが、今回はAndroid版をプレイします。まずはアプリをインストールするためにGoogle Playで「Sky 星を紡ぐ子どもたち」を検索して「インストール」をタップ。

インストールが完了したら、「開く」をタップして「Sky 星を紡ぐ子どもたち」を起動します。

起動すると利用規約・免責事項への同意を求められるので、よく読んでから「同意する」をタップするとゲームが始まります。

はるか遠くから呼びかけられたプレイヤーは、不思議な世界を探検することになります。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のストーリーは会話や文章で語られることは少なく、キャラクターのジェスチャーや、ステージ内に配置されたオブジェクトなどからストーリーや世界観を読み解く必要があります。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のゲームプレイ画面はこんな感じ。ゲーム画面上にUIはほとんど存在しないので、画面いっぱいに美しい景色を楽しむことができます。操作もシンプルで、画面左側をスワイプすると移動、右側をスワイプするとカメラの操作が可能。さらに赤枠部分にあるボタンをタップすることでジャンプ、長押しすることで空を飛ぶことができます。

飛行中は、画面をスワイプすることでキャラクターの進行方向を上下左右自由に決めることができます。広いステージを自由に飛び回れるのでかなり爽快。なお、上昇する際は、画面上部のゲージを消費する必要があり、ゲージが尽きると上昇できなくなります。

ステージ内の各所に配置された「光の翼」を集めることで、ジャンプの高度を伸ばすことが可能です。

広大なステージを縦横無尽に飛び回る様子は以下のムービーで確認できます。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」の飛行シーンはこんな感じ - YouTube


ステージを歩き回っていると、「Sky 星を紡ぐ子どもたち」をプレイしている他のプレイヤーと出会いました。他のプレイヤーがロウソクに火を付けたりギミックを作動させたりすると、リアルタイムで世界に変化が起き、まるで同じ世界を複数人で探検しているような気分を味わうことができます。

各ステージには空へ帰れなくなった「星の精霊」がいます。「星の精霊」はキャラクターが近づくことによって地上から解放されて空に帰っていきます。この際、「星の精霊」からジェスチャーを学ぶ事ができます。

ジェスチャーは画面上部のボタンをタップすると現れるメニューから選んで使用します。ジェスチャーを使うことで、すれ違ったプレイヤーたちとコミュニケーションをとることができます。

基本的にコミュニケーションは入手したジェスチャーを使って行うのですが、ステージ各所に用意された椅子に座ることで、近くに座っているプレイヤーとチャットすることも可能です。

さらに、仲良くなったプレイヤーと手をつないで一緒に行動することも可能。実際に仲良くなったプレイヤーと一緒に飛び回ったり、歩き回ったりする様子は以下のムービーで確認できます。

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」で出会ったプレイヤーと一緒に行動する - YouTube


「Sky 星を紡ぐ子どもたち」を実際にプレイしてみたところ、一般的なオンラインゲームのような「マッチング待ち」や「細かなコミュニケーション」は一切必要なし。他のプレイヤーとジェスチャーを通してゆるくつながるもよし、ひとりでゲームに没頭するもよしです。また、簡単操作で不思議な世界を自由に飛び回るだけなので、細かいアイテム収集やレベル上げ、クエストの達成といった近年のゲームには欠かせない要素から離れたいという人にとってはピッタリなゲームかもしれません。

なお、「Sky 星を紡ぐ子どもたち」は2021年春にNintendo Switchにも登場する予定です。