メモ

南極で初の新型コロナウイルス感染事例が報告される


全世界の総感染者が7700万人を突破した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がついに南極大陸に到達しました。今回の感染報告によって、COVID-19は全世界に存在する大陸全てで感染が確認されました。

Covid cases recorded in Antarctica for first time – reports | Antarctica | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2020/dec/22/covid-cases-recorded-in-antarctica-for-first-time


Antarctica reports COVID-19 cases for first time
https://www.aa.com.tr/en/latest-on-coronavirus-outbreak/antarctica-reports-covid-19-cases-for-first-time/2085335

First COVID outbreak hits Antarctica as dozens of cases reported | Coronavirus pandemic News | Al Jazeera
https://www.aljazeera.com/news/2020/12/22/covid-reaches-end-of-earth-as-first-outbreak-hits-antarctica

2020年12月21日に、南極大陸突端に位置するチリ陸軍のヘネラル・ベルナルド・オイギンス基地で、南極大陸初となるCOVID-19感染が報告されました。すでに同基地では感染が広がっており、軍人26名と保守作業員10名の感染が確認されているとのこと。

チリ陸軍の報道官によると、最初に感染が発覚したのは12月中旬のことで、感染者は軍人2名だったとのこと。チリ陸軍はヘネラル・ベルナルド・オイギンス基地から職員を退去させて検疫を行うためにスクランブルをかけており、感染者は全員チリ南部のプンタアレナス市に移送されてから隔離され、適切な管理下に置かれている状態です。全感染者の病状は良好で、合併症も出ていないと発表されています。


南極という環境自体が健康を悪化させる上に適切な医療設備もないことから、南極に存在する研究施設および軍事施設は世界で広がるCOVID-19のリスクが特に高いことを認識しており、それぞれ独自のCOVID-19対策を実施していました。それぞれの施設は主要な研究プロジェクトを停止したり、観光事業を停止したり、活動とスタッフ数を縮小したり、施設自体を一時閉鎖したりしていましたが、2020年12月に至ってついに感染が確認されました。

2020年7月から9月にかけて、南極大陸に存在する38の施設に研究者1000名ほどが滞在していました。南極大陸では10月から春が始まるため、気温が上昇するとともに増加した渡航者が南極大陸にCOVID-19をもたらしたとみられています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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