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Googleが古くなったPCをChromebook風の端末としてよみがえらせる「Neverware」を買収


2020年12月13日、Chromiumベースの「CloudReady OS」を提供して古いPCをよみがえらせるテクノロジー企業のNeverwareが、Googleによって買収されたことを公式サイト上で発表しました。

Neverware is now part of Google - FAQ
https://cloudreadykb.neverware.com/s/article/Neverware-is-now-part-of-Google-FAQ

Google acquires CloudReady OS to make PCs Chromebooks - 9to5Google
https://9to5google.com/2020/12/15/google-acquires-cloudready-os/

Google has acquired Neverware, the company behind the Chromium-based CloudReady OS
https://www.androidpolice.com/2020/12/15/google-has-acquired-neverware-the-company-behind-the-chromium-based-cloudready-os/


2011年にアメリカで設立されたNeverwareは、最新OSでは十分なパフォーマンスが出なかったりOSのサポートが終了したりする古いPCにCloudReady OSを導入し、簡単かつ低コストでChromebook風のデバイスに生れ変わらせるテクノロジー企業です。

多くの中小企業や教育現場では、ソフトウェアアップデートが行われなくなるなどの問題で古いPCのパフォーマンスが落ちた場合でも、常に新たなPCを購入する余裕があるとは限りません。そこでCloudReady OSを使用すれば、古いWindows PCやMacをChromiumベースの端末にすることで費用を節約し、PCの寿命を伸ばすことができるとのこと。


12月13日にNeverwareは、公式ブログ上で「非常にエキサイティングなニュースをうれしく思います。正式にGoogleとChrome OSチームの一員になりました」と述べて、Googleによって買収されたことを報告しました。

Googleもこれに応じて声明を発表しており、「NeverwareチームがGoogle Chrome OSのチームに参加しています。私たちがクラウドへの移行でユーザーをサポートする中、NeverwareはChromeデバイスの管理性・速度・生産性を解き放つことを可能にする貴重なソリューション・CloudReadyを提供しました。過去数年間のパートナーシップに続き、Neverwareのチームとより緊密に連携して、Chrome OSの導入においてより多くのユーザーをサポートできることを楽しみにしています」と述べました。

声明の中で「過去数年間のパートナーシップに続き」と述べているように、Googleは以前からNeverwareに注目しており、2017年にもNeverwareに投資しています。

Google invested in Neverware, a company that (sort of) puts Chrome OS on aging computers - 9to5Google
https://9to5google.com/2017/10/11/google-neverware-cloud-ready-investment/


公式サイト上でNeverwareはいくつかの予想される質問に回答しており、現段階では既存のサービスに影響はないと述べています。有料版のEnterprise EditionおよびEducation editionの複数年ライセンス契約は今後も尊重され、最終的にはCloudReady OSがシームレスにChrome OS製品へアップグレードされるとのことです。

Android系のニュースを報じるAndroid Policeは、「買収したプロジェクトをシャットダウンさせてしまうのではないかというGoogleの評判には正当な懸念があります」と指摘。その一方で、Googleの買収により将来的にAndroidアプリやGoogle PlayがCloudReady OSにサポートされたり、Googleが既存のChrome OSデバイスの保証期限を延長したりするメリットも考えられると述べました。

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by log1h_ik

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