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Twitterの「フリート」に24時間経過後も内容が確認できるバグの存在が判明


24時間経過すると投稿内容を閲覧できなくなるTwitterの新機能「フリート」に、24時間以上経過した後でも足跡を残すことなく投稿を確認できるバグがあることが判明しました。Twitterは既にこの問題を認識しており、近日中に修正する予定だとしています。

A bug meant Twitter Fleets could still be seen after they disappeared | TechCrunch
https://techcrunch.com/2020/11/21/twitter-fleets-bug/

Fleets are still visible on Twitter after 24 hours thanks to a bug - The Verge
https://www.theverge.com/2020/11/22/21589676/fleets-visible-twitter-disappearing-bug

Thanks to a bug, Twitter Fleets didn't actually expire after 24 hours
https://mashable.com/article/twitter-fleets-bug-expiration/

Twitterは2020年11月10日に、同年3月からテストを実施してきたフリート機能を開始しました。この機能については、以下の記事に詳細に書かれています。

ツイート内容が24時間で消滅する新機能「フリート」日本上陸 - GIGAZINE


Twitterユーザーのdonk_enby氏は11月20日に、フリートに「24時間後にも閲覧可能になる」というバグがあることを報告しました。


IT系ニュースサイトTechCrunchによると、このバグは開発者用APIを介してTwitterのバックエンドシステムにアクセスできるように設計された、特殊なアプリを使って発見されたものだとのこと。

このアプリを使用すると、サーバーから個別のフリートに付与されたURLに直接アクセスすることが可能で、フリートが消滅する期限である24時間が経過した後でも、Twitterアプリからは見えなくなったフリートへのリンクを取得することが可能になっていました。しかも、この方法ではフリートの閲覧が投稿者に知られてしまう「足跡」も残らなかったそうです。


TechCrunchの取材に対し、Twitterの広報担当者は「我々は、フリートのムービーや画像のURLが24時間以降にもアクセスできる場合があるというバグを認識しています。近日中に、この問題の修正を公開できるよう取り組んでいます」と述べました。Twitterによると、このバグはフリートがサーバーに最大30日間保存されることに起因したものであるため、修正により今後は適切に期限切れになるようにする予定だとのことです。

SNS情報を扱うニュースサイト・Mashableはこの問題について「TwitterのAPIをいじってURLを操作するような技術的なノウハウを要するため、一般人にどうこうできるバグではありません。とはいえ、わずか数日でこんな問題が露見してしまったという事実は、ただでさえTwitterユーザーからの評判が賛否両論なフリート機能にとっては、決まりが悪いものと言えます」とコメントしました。

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in ネットサービス, Posted by log1l_ks