レビュー

「切る&貼り合わせる」で梱包が完了する「スコッチ フレックス&シール 梱包ロール」レビュー


宅配便を利用するとき、送りたい荷物に合わせて梱包(こんぽう)するためのダンボールや緩衝材を準備するのはなかなか大変なもの。「スコッチ フレックス&シート 梱包ロール」は防水フィルム層・クッション層・粘着層が一体になっていて、梱包作業が素早く手軽に行えるということだったので、実際に試してみました。

スコッチ™ フレックス & シール 梱包ロール FS-1510


開封前の「スコッチ フレックス&シール 梱包ロール」はこんな感じ。幅は380mmあります。


袋から出すとこんな感じ。長さは3mで、ロール状です。


ロールの外側に見えている層が耐傷・防水フィルム層。その内側にクッション層があり、最も内側の灰色が粘着層。フィルム層と粘着層がくっついた部分を初めてはがすと「ベリベリ」と音がしますが、粘着層そのものはベタベタしておらず、手で触るとむしろさらさらしています。


3層合わさった厚みは3mmほど。


無理やりに3層を分離してみるとこんな感じ。クッション層はプチプチで構成されています。


フィルム層と粘着層をくっつけようとしても、スルスルと滑るだけで固定できませんが……


粘着層同士を合わせると、ぴったりとくっつきます。


実際にいろいろと梱包してみることにします。まずは重さ約500gの本。


まずは、荷物よりも大きく梱包材を展開します。あとで粘着層を貼り合わせる必要があるので、荷物の周囲には余白を確保してください。「使用上の注意」では2.5cm以上の幅を確保するようにとの注意書きがあります。


余白を確保して先にカットしてもよいのですが、今回は確実に包むため、折り返して本を包み込んでから余裕を持ってカットしました。


この時点で軽く持ち上げてみるとこんな感じ。しっかりとくっついていることがわかります。


残った本の上下の部分も貼り合わせます。しっかりと貼り付けるまでははがして位置の調整も可能ですが、再利用できない品なので、粘着層は1回できっちりと貼り合わせるのがベターです。


余計な部分を切り取ってできあがり。


一部をはがして持ち上げて振ってみましたが、まったくはがれる様子はありませんでした。


表面に配送ラベルを貼り付ければ、このまま発送することも可能。ラベルがはがれないように注意してください。また、貴重品・壊れやすい品・食品などには使用しないようにと注意がなされています。


今度は開封していきます。しっかりと貼り合わせてあると「手でどこからでも開封可能」とはいきません。


角に近いところに開封できそうなポイントがあったので力を込めると、ペリペリと貼り合わせた粘着層がはがれていきます。これはかなりきれいにはがれたケースで、裏返すと、貼り合わせがやや弱めだったということでもあります。


強く貼り合わせていた粘着層の一部がちぎれつつも、開封できました。


粘着層がべたついているわけではないので、このように書籍をそのまま包んでも特に問題はありませんでした。ただ、この事例はかなりうまくはがせているケースで……


粘着層同士があまりにも強くくっついていると、粘着層とクッション層がはがれてしまうケースも出ました。ハサミで切り開こうとしたときには中身が見えないため、「この位置ならハサミを入れてOK」と丁寧に切っていくか、今回のように端っこからはがしていくか、という工夫が必要です。


続いてタンブラーを梱包していきます。


接着面を残し巻いていきます。


上下の形を整えます。


大きく余った部分は切り取って、完成。配送ラベルさえきっちり貼り付けられれば、どんなものでも送付できそうです。


包むだけならとっても簡単なのですが、いろいろと触っていると、クッションが3mmのプチプチ1層だけというのはちょっと不安になるポイントでもありました。特に、今回は厚みがある本だったのでダメージに強そうでしたが、たとえば薄い本を送るときには折れないように、そしてとがったもので突かれても容易に貫通しないように、プラスチックケースで挟むなどの工夫は必要だと感じました。


「スコッチ フレックス&シール 梱包ロール」は、Amazon.co.jpで3mタイプが税込1808円、6mタイプが税込2972円です。


Amazon | スコッチ フレックス&シール 梱包ロール 380mm×3m FS-1510 | 文房具・オフィス用品 | 文房具・オフィス用品

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in レビュー, Posted by log1p_kr

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