自分で手軽に好きなだけ梱包材を作れるキングジム「エアフィット」レビュー
「テプラ」で有名なキングジムから、段ボールで荷物を梱包する際に使えるエアクッションを作成できる「エアフィット」が登場しました。梱包材が必要なときには、取っておいたプチプチを使ったり、新聞紙を丸めたりと、いろいろな工夫が考えられますが、自分でエアクッションを必要なだけ作れるのはかなり便利そうだったので、実際にどのように作れるものなのか、試してみました。
必要な時に必要な分だけ梱包材が簡単に作れるエアクッションメーカー「エアフィット」発売 | ニュース 2019年 | ファイルとテプラのキングジム
https://www.kingjim.co.jp/news/detail/212.html
「エアフィット」を使ってエアクッションを作るとどんな感じになるのかは、以下のムービーを見るとよく分かります。
キングジム「エアフィット」で梱包材を作ってみるとこんな感じ - YouTube
同梱物は本体、取扱説明書、電源コード、組み付け用ポール。
まずはポールを本体に取り付けます。このポールに、エアクッションのもとになるフィルムを差し込んで使用します。
本体の右側にあるパーツでフィルムを押し出しつつ、赤枠部分にある送風口から空気を注入してエアクッションを作ります。
前面に液晶パネルとボタン類がついています。
底面の5カ所にゴム足がついています。
寸法はおよそ幅405mm×高さ202mm×奥行き270mm。設置面積は、幅がLet'snote CF-SX3をちょっと上回るぐらい。
奥行はほぼ同じ。
高さはこれぐらい。
「エアフィット」で用いるフィルムは2種類あります。ピロータイプフィルムは1巻でおよそ4000粒の梱包材が作れます。
バブルタイプフィルムからは、1巻でおよそ875シートの梱包材が作れます。
さっそく「エアフィット」を使ってみます。本体の左側にある電源プラグに付属の電源コードを接続。
電源スイッチを入れます。
スイッチを入れると液晶パネルが点灯しました。液晶パネルには「Turn Knob on」と表示されています。
表示を消すためには、フィルムをセットして本体右側のノブを倒す必要があります。
というわけでピロータイプのフィルムを本体にセット。フィルムの黒線が下側に来るように向きに注意します。
フィルムの端を持って引っぱりながら......
逆S字を描くように本体の固定具に巻き込んでいきます。
フィルムを巻き込めたら、空気を入れるノズルにフィルムを被せていきます。フィルムの下側に差し込み口があり、ここにノズルを挿入します。
ノズルをフィルムに挿入。
グイッと引っぱってノズルの奥深くまでフィルムをかぶせていきます。
ある程度までノズルを挿入できたら、ノブを倒してフィルムをロックします。
「Turn Knob on」の表記が消え、「TMP(温度)」と「FAN(風量)」のパラメータが表示されました。
パラメータが表示されたら、青色の「SET」ボタンを押します。ボタンを押している間はフィルムが右へスライドしていきます。
ノズルが完全にフィルムに入ったら、「SET」ボタンから指を離します。
次に、空気を注入する際の温度と風量を設定していきます。ピロータイプのフィルムとバブルタイプのフィルムでは、設定する温度と風量が異なるので注意が必要。
今回はピロータイプのフィルムで梱包材を作成するので、温度を「65」、風量を「15」に設定する必要があります。
左側の「+」ボタンと「-」ボタンで温度を調整。
右側の「+」ボタンと「-」ボタンは風量を調整できます。
ピロータイプのフィルムを使用する際の規定値である温度「65」と風量「15」に調整できました。
いよいよフィルムに空気を注入していきます。オレンジ色の「START/STOP」ボタンを押すと......
フィルムに空気が入リ始めました。
空気が注入されながら、右方向へフィルムがスライドしていきます。動作音は換気扇くらいの大きさで、近くにいると少しうるさく感じます。
「START/STOP」ボタンをもう一度押すと、動作が停止します。
完成したピロータイプの梱包材はこんな感じ。
1個ずつミシン目で切り離せるので、ピロータイプは隙間を埋める用途にぴったり。
バブルタイプのフィルムでも、全く同じ手順で梱包材を作成することができます。
バブルタイプの梱包材はこんな感じ。ピロータイプと同様に1シートずつ切り離すことができます。
「プチプチ」と比べると、1つ1つの空気の部屋が大きめ。
バブルタイプのシートは割れ物などを梱包する際のマットとして使えます。マグカップに敷いて梱包してみた様子はこちら。
シートがやや大きいため、梱包物がすっぽり収まるぐらいの段ボールだとスペースが足りません。
うまく膨らみを抑えたシートが作れれば小さめの段ボールにも使えるものになるのではないかと考え、風量を規定の「38」より少ない「30」で作ってみることにしました。
しかし、完成した梱包材は規定風量とほぼ変わらない大きさで、サイズダウンは失敗。
風量「27」にまで下げて作成してみると......
今度は空気が全く入らず、梱包材は完成しませんでした。風量の変更でサイズを調整する考えは捨てた方がよさそうです。
梱包材の作成に慣れるまでは準備に手間取りましたが、一度フィルムをセットしてしまえばボタンを押すだけで簡単に梱包材を作成できます。梱包材の大きさは個数単位、シート単位での調節になるので、小さい箱への対応はやや難しいですが、ある程度の大きさ以上の箱での発送を行うのであれば、梱包材に悩むことはなくなります。
「エアフィット」はAmazon.co.jpにて、本体は税込9万900円、ピロータイプフィルムが税込7070円、バブルタイプフィルムが税込9292円で販売されています。
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in レビュー, Posted by darkhorse_log
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